顔を浸すだけで美しい容姿に…!?韓国発のサイコホラー・アニメ『整形水』公開決定&特報解禁
世界中で高評価の原作を基に、人間の果てなき欲望と狂気を描いた韓国発のサイコホラー・アニメ『整形水』が9月23日(木・祝)より公開されることが決定。あわせて特報とポスタービジュアルが解禁された。
本作は、日本では「LINEマンガ」で配信中のオムニバス作品「奇々怪々」が原作。監督は本作でデビューを飾ったチョ・ギョンフンが務め、韓国では昨年のロックダウン中の劇場公開ながら話題を集めた。
外見に強いコンプレックスを持つイェジは、巷で噂の“整形水”を手に入れる。その水を顔を浸せば、自らの手で自由自在に容姿へと変えられ後遺症も副作用も無し。美の欲望に駆られたイェジは“整形水”を試し、新しい人生を歩もうとするが、周囲で不審な出来事が起こりだす…。
外見に捉われ過ぎる現代人の心の闇をエンターテイメントへと昇華させている本作を、「新感染」シリーズのヨン・サンホ監督が絶賛。「スクリーンの中だけでなく、私たちの社会と共に息をし、自分を見つめ直す機会を与えてくれる作品」とコメントを寄せた。チョ監督も「外見への恐怖、他人の視線に対する恐怖を観客にストレートに投げかけ、“外見至上主義”に対する絶望と悲しみを表現しようと思いました」とテーマを明かしている。
解禁となったポスタービジュアルには、「美(にく)をください。」とコピーが書かれ、美貌を追い求める主人公の瞳には“何か”が写り込み、見る者の背筋を凍らせる。また、特報では「“奇跡の整形水”の使用方法」の動画を見つめるキャラクターの姿が写し出され、不穏な展開を予感させる。なお、7月9日(金)より数量限定オリジナルステッカー付のムビチケ前売券(カード)も発売される。
肌感覚でリアルな説得力を持つ『整形水』。数々の賞に輝いた『パラサイト 半地下の家族』(19)を世に送り出した韓国が放つ、新たな衝撃作に期待が高まる。