沢口靖子「集大成に相応しい」と『科捜研の女 ‐劇場版‐』に自信!内藤剛志は“マリコの元夫”との対面に本音

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沢口靖子「集大成に相応しい」と『科捜研の女 ‐劇場版‐』に自信!内藤剛志は“マリコの元夫”との対面に本音

人気ドラマシリーズ「科捜研の女」を初めて映画化した『科捜研の女 ‐劇場版‐』(9月3日公開)の完成報告イベントが8月11日に丸の内TOEIで開催され、沢口靖子、内藤剛志、若村麻由美、風間トオル、金田明夫、斉藤暁、山本ひかる、石井一彰が登壇。当初は観客を入れての舞台挨拶が予定されていたが、緊急事態宣言下のために無観客で実施されたこの日。「たくさんのファンの皆さんに支えていただき、劇場版が完成しました。自信作です」と胸を張った沢口が、ファンに力強いメッセージを送った。

『科捜研の女 ‐劇場版‐』の完成報告イベントが開催された
『科捜研の女 ‐劇場版‐』の完成報告イベントが開催された

本作は、京都府警科学捜査研究所(通称、科捜研)を舞台とする科学ミステリー。法医研究員であるマリコ(沢口)やマリコとバティを組む京都府警の土門刑事(内藤)をはじめ、おなじみのメンバーが勢揃いして世界同時多発不審死事件に挑む。

沢口靖子が「自信作」と胸を張った
沢口靖子が「自信作」と胸を張った

20年以上にわたってマリコを演じ続けてきた沢口は、「テレビドラマシリーズのスケールを大きくした劇場版。新たな世界観が誕生したなと、手応えを感じました。『科捜研の女』の魅力がすべて詰まった、集大成に相応しい作品」と輝くような笑顔を見せた。これまでドラマに彩りを添えてきたレギュラーキャスト陣が大集結することも話題となっており、沢口は「台本を開いてお名前を見た時に、一人一人の顔が浮かんできました。現場では、苦楽を共にした友人と再会したような感じ」と感激しきり。


「どちらが似合うのか、判断してほしい」という内藤剛志
「どちらが似合うのか、判断してほしい」という内藤剛志

内藤は「懐かしいメンバーなんですが、一人だけ会ったことがない人がいた」と告白。それはマリコの元夫役を演じる渡辺いっけいとのこと。もちろんほかの作品では顔を合わせたことがあるものの、「科捜研の女」の現場で対面するのは初めてだそう。劇中ではマリコと土門のナイスコンビネーションも見どころとなっていることから、「いっけいは、第一シリーズで、やっちゃん(沢口)の旦那さんを演じていた。僕はずっとそれを見ていて、いつか会って『俺の方がいいんじゃないか』と言ってやろうと思っていました」と話して会場も爆笑。「渡辺いっけいがやっちゃんに似合うのか、俺の方が似合うのか。3ショットが出てきます!どちらが似合うのか判断していただきたい」とアピールしていた。

また沢口は「今日は一つ夢がかない、一つかないませんでした」としみじみ。「劇場版が完成してご報告できたのはうれしいのですが、長年支えてくださったファンの皆様に直接この場でお伝えすることができませんでした。正直、残念でたまりません」とコロナ禍でファンと対面できなかったことへのさみしさを吐露し、「でも私は、つらい時こそ諦めずに前を向いて歩いて行こうと、マリコに背中を押されてここまできました」と役柄に力をもらっているという。「いまは大変な時期ですが、一人一人の心がけ次第できっとすてきな未来がつかめるはず。9月には劇場で皆さんの前に立ってご挨拶できるように、一緒にこの困難を乗り越えていきましょう。それまでどうぞ、お元気にお過ごしください」と呼びかけていた。

取材・文/成田 おり枝

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