池松壮亮、今泉力哉らが新たな才能を発掘!「PFFアワード2021」最終審査員が発表

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池松壮亮、今泉力哉らが新たな才能を発掘!「PFFアワード2021」最終審査員が発表

昨年に引き続き新型コロナウイルス感染拡大予防を徹底したうえで、9月11日(土)から9月25日(土)まで東京・京橋の国立映画アーカイブで開催される「第43回ぴあフィルムフェスティバル」。そのメインプログラムであるコンペティション部門「PFFアワード」の最終審査員が発表された。

「PFFアワード」は若手映画監督の登竜門として知られ、過去には『スパイの妻 劇場版』(20)の黒沢清監督や、ハリウッドデビュー作『プリズナー・オブ・ゴーストランド』(10月8日公開)が控える園子温監督、塚本晋也監督、荻上直子監督、石井裕也監督など、これまでに160名を超えるプロの映画監督を輩出してきた。今年は489本の応募作から入選を果たした18作品がグランプリほか各賞を競いあう。


毎年映画監督を含むクリエイターを中心に構成される最終審査員。昨年は『MOTHER マザー』(20)の大森立嗣監督や「PFFアワード」グランプリ受賞経験のある古厩智之監督、俳優の斎藤工らが担当。グランプリと準グランプリ、審査員特別賞(3作品)の3賞5作品を数時間にわたる討議の末に決定。9月24日(金)の表彰式にて、最終審査員から結果が発表される。

今年は『宮本から君へ』(19)などで知られ、子役時代から俳優として活躍する池松壮亮をはじめ、最新作『かそけきサンカヨウ』(10月15日公開)が控える今泉力哉監督と、2008年の「PFFアワード」で準グランプリを獲得し、今年『あのこは貴族』(21)が好評を博した岨手由貴子監督の2名の映画監督。そして芥川賞受賞作家で、濱口竜介監督の『寝ても覚めても』(18)の原作者である柴崎友香、『まともじゃないのは君も一緒』(21)の脚本家・高田亮の計5名が担当。

「PFFアワード2021」に入選した18作品は、会場に加えて配信サイト「DOKUSO 映画館」と「U-NEXT」でもオンライン配信となり、観客賞の投票は会場と「DOKUSO 映画館」で実施される。「第43回ぴあフィルムフェスティバル」のチケットは8月28日(土)午前10時からチケットぴあにて発売。是非ともこの機会に、日本映画の未来をいちはやく目撃してほしい。

文/久保田 和馬

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