妻夫木聡×安藤サクラ×窪田正孝が共演!芥川賞作家、平野啓一郎の「ある男」が映画化決定
「日蝕」で第120回芥川龍之介賞を受賞し、代表作「マチネの終わりに」が映画化もされた平野啓一郎が、小説家デビュー20年目に発表したベストセラー小説「ある男」。このたび同作が、『蜜蜂と遠雷』(19)や『Arc アーク』(21)の石川慶監督のメガホンで2022年に映画化されることが決定した。
本作は弁護士の城戸章良が、“ある男”の真実に迫っていくヒューマンミステリー。ある日、かつての依頼者である谷口里枝から奇妙な相談を受ける城戸。それは亡くなった夫の大祐の身元調査の依頼だった。子どもを連れて故郷に戻り、そこで出会った大祐と再婚した里枝。新たに生まれた子どもと4人で幸せな家庭を築いていたが、ある日突然大祐は不慮の事故で帰らぬ人に。その法要の日、里枝は大祐がまったくの別人であったことを知ってしまう。大祐の正体を追うなかでさまざまな人物と出会う城戸の心に、いつしか他人として生きた“ある男”への複雑な思いが生まれていくことに…。
主人公の城戸を演じるのは、『愚行録』(17)と「イノセント・デイズ」に続いて石川監督と3度目のタッグとなる妻夫木聡。城戸に身元調査を依頼する里枝役には国内外から高い評価を得る安藤サクラ。そして里枝の夫となる大祐役にはNHK連続テレビ小説「エール」で主演を務めた窪田正孝。さらに清野菜名や眞島秀和、小籔千豊、仲野太賀、真木よう子、柄本明といった日本を代表する豪華俳優陣が脇を固める。また、脚本を手掛けるのは『愚考録』につづいて石川監督とタッグを組む向井康介。
“大祐”として生きてきた“ある男”はいったい誰だったのか、そしてなぜ別人として生きていたのか。芥川賞作家と、いま最も注目を集める映画監督、オールスターキャストで贈る珠玉のヒューマンミステリーに、期待は高まるばかり。続報に乞うご期待。