「マトリックス」復活…新章12月公開決定!世界初のカスタマイズ型トレーラーも登場
世界中で社会現象を巻き起こした人気アクション大作「マトリックス」シリーズの新章が、日本をはじめ全世界で今年12月に公開されることが決定。邦題は『マトリックス レザレクションズ』となることがわかった。
1999年に第1作『マトリックス』が公開されると、かつてない映像表現や、“この世界が実は作られた「仮想世界」だった”という衝撃的な設定で、観客の価値観を一変させたちまち大ヒット。静止あるいはスローモーションになった人物のまわりを複数のカメラが動いていく“バレットタイム”と呼ばれる撮影方法は、本作を観たことがない人でも知る、キアヌ・リーブス演じるネオが、後ろにのけ反りながら銃弾を避ける場面など、象徴的なシーンを多く生みだした。
そんな大ヒット作の新章となる本作では、“復活”を意味する「レザレクションズ」が副題となっており、これまでの『マトリックス リローデッド』(03)、『マトリックス レボリューションズ』(03)と同様に“R”から始まるタイトルに。2003年以来の新作となりまさに“復活”ともいえる本作だが、実際にはなにを示しているものなのかも気になるところ。
そして今回更新された特設サイト「WhatIsTheMatrix.com」では、本作の映像とビジュアルが初解禁。白一色の背景のなかに、第1作に登場した赤いカプセルと青いカプセルが描かれ、そのカプセルの上には“未来を選べ”の文字が。かつてネオが究極の選択を迫られた状況を彷彿とさせるものとなっており、そのいずれかを選ぶと“インタラクティブ・トレーラー”を体験することができる。
インタラクティブ・トレーラーとは、ユーザーがアクセスした国や地域の時間帯に合わせ、リアルタイムに時間とナレーションがカスタマイズされるという機能を取り入れた世界初のトレーラー映像。例えば、午前11時24分に映像を観た場合には、映像内で「あなたは午前11時24分だと思っているかもしれないが」というナレーションが流れ、実際の時間が表示される。緑のカタカナが上から降り注ぐお馴染みの“マトリックス・コード”に導かれ、シーン映像とあわせて自分だけの『マトリックス レザレクションズ』を体験することができるようになっている。
斬新な映像や撮影手法から、多くの作品に影響を与えてきた「マトリックス」シリーズ。2021年に、再び選択を迫った意味とは?“復活”とはなにを意味するのか?今後も続報にも期待は高まるばかりだ。
文/サンクレイオ翼