『ルパン三世 カリオストロの城』が中国で初上映へ!4Kリマスター版が北京国際映画祭に出品
今年アニメ版の放送開始から50年の大きな節目を迎えたモンキーパンチ原作の「ルパン三世」。そのシリーズのなかでも随一の人気を誇る劇場版第2作『ルパン三世 カリオストロの城』(79)の4Kデジタル・リマスター版が、9月21日(火)から9月29日(水)に開催される第11回北京国際映画祭に出品されることが決定した。
宮崎駿監督の映画デビュー作としても知られる本作。ヨーロッパの小国カリオストロ公国を舞台に、大公家の継承者でルパンの命の恩人である少女クラリスを救うために、ルパンたち一味が奔走する姿が描かれる。2014年にデジタルリマスター版が、2017年にはMX4D版が公開され、製作40周年を迎えた2019年には4K Ultra HDブルーレイが発売された。
今回本作が上映されるのは、北京国際映画祭において最先端の技術を用いて修復された世界中の名作を紹介するというパノラマ部門の“Restored Classics”セクション。本作が中国国内で上映されるのはこれが初めてとなる。
またこのたび楽天グループ株式会社が、本作の中国における配給及び商品化権に関するライセンス契約を株式会社トムス・エンタテインメントと締結。今後中国において本作の映像配給を計画しており、関連グッズの商品開発及び販売といったマーチャンダイジングも行なう予定。さらに同社は、さまざまなコンテンツの包括的なプロデュースを行なう国内外でのメディアフランチャイズ事業に取り組んでいくことも発表している。
10月からはテレビアニメ版の新シリーズ「ルパン三世 PART6」の放送がスタートするなど、いまなお世代や国境を超えて絶大な支持を集める「ルパン三世」。今後どのような広がりを見せていくのか、大いに注目したい。
文/久保田 和馬