深田恭子が明かす、作品からもらった勇気と女優デビュー25年の道のり
「長かった25年。まだまだ、演じたことのないような役がある」
1996年、中学2年生の時に第21回ホリプロタレントスカウトキャラバン「PURE GIRLオーディション」でグランプリを受賞して芸能界入りを果たした深田。あらゆる作品、役柄と出会うことができた25年という道のりは、振り返ってみると「とても長かったです」と告白する。
「最初は、学校に行きながら芸能活動をさせていただいて。右も左もわからないような状態」と述懐。「『ルパンの娘』に参加して気づいたのは、まだまだやったことのない役や作品があるんだなということ。ここまでヒーロー的な役柄もやったことがなかったですし、作品自体もミュージカルやアクション、コメディ、人間ドラマなど、こんなにもいろいろな要素が詰まったものって、なかなかないと思います。家族のようになれた皆さんと『こんな作品はほかにない』と思えるものを作れたことが、ものすごくうれしいです」とものづくりの醍醐味をたっぷりと感じたそうで、「まだまだやったことがない役がある。また新しい、演じたことのないような役や作品があれば、ぜひ演じてみたいです」と勇気をもらったという。
深田にとって「宝物になりました」という本シリーズ。「こういった時代だからこそ、楽しいと思える時間や、笑うことってとても大事なことなんじゃないかなと思います。本作を観て、元気になっていただけたら本当にうれしい」とコロナ禍という時代に思いを馳せた彼女。「もし、この映画を観て“笑ってはいけないコンテスト”があったら、みんな負けてしまうと思います。いろいろな人のツボに刺さるようになっているので、絶対にみんな笑ってしまう。それには自信があります!」と誇らしげな笑顔を見せていた。
取材・文/成田おり枝
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