松本潤、撮影初日に見せた“座長”としての姿とは?『99.9-刑事専門弁護士-』現場レポート
2016年4月期と2018年1月期にTBS系列の「日曜劇場」で放送され、高視聴率を記録した松本潤主演の「99.9-刑事専門弁護士-」の劇場版となる『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』が12月30日(木)より公開。このたび、深山大翔役の松本と佐田篤弘役の香川照之、そして劇場版から新たに“チーム99.9”加わる河野穂乃果役の杉咲花の3人が初めて揃った撮影初日の現場レポートを、3ショットをとらえた場面写真と共にお伝えしたい。
松本潤、「懐かしい!」と“チーム99.9”に帰還
起訴されれば裁判での有罪率は99.9%といわれる日本の刑事事件を前に、残り0.1%に隠された事実を追求していく型破りな弁護士・深山の活躍を描きだす本作。斑目法律事務所の刑事弁護チームのもとに、15年前に起きた毒物ワイン事件に関する依頼が舞い込んでくる。事件が起きた村で出会った青年・守(道枝駿佑)の協力を得ながら、事件を徹底的に調べていく深山たち。しかし巧妙に仕掛けられた罠によって、深山は最大のピンチに見舞われてしまうことに。
撮影初日、深山のトレードマークである青いスーツ姿で現れた松本はあたりを見回しながら「懐かしい!」と爽やかな笑顔。以前杉咲が主演を務めた「花のち晴れ〜花男 Next Season〜」にサプライズ登場した松本だが、2人の共演シーンはなくこれが実質的な初共演となった。一方で香川と杉咲は「MOZU」シリーズで親子役を演じて以来6年ぶりの共演。「成長したなぁ」と目を細める香川に、杉咲は「またご一緒できるのがすごくうれしいです」と満面の笑みを浮かべた。
対面を済ませると、まずはこの日の撮影シーンのリハーサルがスタート。毎回、台本以外に“割本”が用意される「99.9」の現場。ここにはキャスト陣の意見を参考にしつつ追加された、小ネタやギャグなどの追加セリフや細かいカット割が書かれており、生き生きとしたテンポの良い掛け合いが持ち味の本作には欠かせないもの。さらに木村ひさし監督は「いかに気持ちよく演じてもらうかが大事」と、キャスト陣のアイデアをどんどん採用。適宜アレンジを加えながら柔軟にタクトを振り、本作の世界観を作りだしていく。