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『インディ・ジョーンズ』第5弾は1年延期に…『ドクター・ストレンジ』最新作などMCU作品の全米公開が延期

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『インディ・ジョーンズ』第5弾は1年延期に…『ドクター・ストレンジ』最新作などMCU作品の全米公開が延期

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(公開中)が世界中で大ヒットを飛ばし、クロエ・ジャオ監督が手掛ける『エターナルズ』(11月5日公開)も控えているなか、ディズニーは2022年から2023年に全米で公開される作品のスケジュールを更新。「ドクター・ストレンジ」最新作をはじめとしたMCU作品5タイトルなど、複数の作品が軒並み公開延期となることがわかった。

「ドクター・ストレンジ」最新作は約1ヶ月半の公開延期
「ドクター・ストレンジ」最新作は約1ヶ月半の公開延期写真:EVERETT/アフロ

サム・ライミ監督がメガホンをとる『Doctor Strange in the Multiverse of Madness』は、当初予定していた2022年3月25日(金)から2022年5月6日(金)に延期。それに合わせて、2022年5月6日(金)公開予定だった『Thor: Love and Thunder』は2022年7月8日(金)に。2022年7月8日公開予定だった『Black Panther: Wakanda Forever』は2022年11月11日(金)。2022年11月11日公開予定だった『The Marvels』は2023年2月17日(金)。2023年2月17日公開予定だった『Ant-Man and the Wasp: Quantumania』は2023年7月28日(金)へと、それぞれがずれ込むかたちとなった。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」最新作は変わらず2023年5月5日(金)公開のまま
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」最新作は変わらず2023年5月5日(金)公開のまま写真:EVERETT/アフロ

「Variety」の報道によれば、この公開延期は制作の遅れが原因と見られている。昨年秋にクランクインした『Doctor Strange in the Multiverse of Madness』は、先日追加撮影が行われていたことも報じられており、ドラマシリーズも含めて複数のプロジェクトが控えるMCU作品は1作品の遅延が他の作品にも影響をもたらす。それでも、ジェームズ・ガン監督の『The Guardians of the Galaxy Vol.3』は変わらず2023年5月5日(金)公開に設定されたまま。


ディズニーが2022年〜2023年の全米公開スケジュールを大幅変更
ディズニーが2022年〜2023年の全米公開スケジュールを大幅変更写真:EVERETT/アフロ

また、今年6月にクランクインを果たしたものの直後にハリソン・フォードが負傷したことで撮影スケジュールに大幅な乱れが生じていた「インディ・ジョーンズ」シリーズの第5作も、当初予定されていた2022年7月29日(金)から2023年6月30日(金)へと1年近い大幅な延期が決定。19年ぶりの新作だった前作『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』(08)から、さらに15年のスパンが開くことになる。

ほかにも2023年7月14日(金)公開予定だったディズニーの実写映画、2023年7月28日(金)と2023年10月6日(金)に公開予定だったマーベルの2作品、2023年10月20日(金)公開予定だった20世紀スタジオ作品はスケジュールから削除。2023年11月10日(金)公開予定だったマーベル作品は、1週間早まり2023年11月3日(金・祝)に再設定されている。今後もスケジュールの変動が生じる可能性は高く、続報を注視しておきたい。

文/久保田 和馬

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