菅田将暉、撮影現場で岡田将生の“共食い”場面を目撃!?「毎朝、食べていました」

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菅田将暉、撮影現場で岡田将生の“共食い”場面を目撃!?「毎朝、食べていました」

密室スリラーの先駆けとして世界中でカルト的人気を誇るヴィンチェンゾ・ナタリ監督の『CUBE』(97)を初めて公認リメイクした映画『CUBE 一度入ったら、最後』の初日舞台挨拶が10月22日に新宿ピカデリーにて開催され、菅田将暉、杏、岡田将生、田代輝、斎藤工、清水康彦監督が登壇した。

【写真を見る】岡田将生、斎藤工の手の振り方に笑いが止まらない!
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ネタバレなしでおすすめポイントを求められたキャスト陣が、これから本編を観る観客に向け、作品にまつわるプチ情報を伝えることに。菅田は「田代くんの身長が撮影時より10センチ伸びていますが、撮影中は、ミルクの香りがしていました。映画とともに成長して大人な感じになったと思います」と撮影を振り返ると、杏も「みなさんも映画を観たら、確認できると思います」と付け加え、田代のプチ情報を伝えた。さらに菅田は「岡田くんが撮影中、毎朝ゆで卵を食べていました。真っ白くてツルツルとした岡田くんが、真っ白くてツルツルとしたものを食べる姿に“共食いだ”と感じていました」と暴露し、笑いを誘った。

杏は劇中で身につけている衣装に触れ、「囚人服のようなものを着せられているのですが、みんな尻尾がついていて。後ろから見るとみんなどこかかわいらしいので注目です」とおすすめした。岡田は「キャラクターの心情に合わせて照明が変わります。それを知ったうえで作品を観ると、お芝居に引き込まれると思います」とアピールした。斎藤は撮影チームについて、「とてもいい”クラス”のような感じでした」と笑顔を浮かべ振り返った。「全年齢対象の作品なので、たくさんの方に観ていただきたいです」としっかりと作品のポイントをアピールした田代のコメントに登壇者全員が感心し、会場から拍手が贈られる場面もあった。

イベント中盤には、ナタリ監督がアメリカから生中継で登場するサプライズも。アメリカでもリメイクの話が出ていたことを明かし、「僕は日本のリメイクに興味があり、とてもワクワクしていました。日本ならおもしろいものを作ってくれると思っていたので」と語る監督の言葉に、登壇者たちは満面の笑みを浮かべていた。見どころについては「ネタバレになってしまうので詳しく言えない」としながらも、「最初の30秒は楽しめるはずです。すばらしいオープニングが皆さんを待っています!」と太鼓判を押した。


ヴィンチェンゾ・ナタリ監督はアメリカからリモートで登場!
ヴィンチェンゾ・ナタリ監督はアメリカからリモートで登場!

「いつか日本で映画を撮ってくれますか?」という菅田のお願いに「日本での撮影は僕にとって大きな夢の一つです」と明かしたナタリ監督。すかさず「お待ちしています!」と呼びかける菅田の言葉に、「そんなこと言われたら、すぐに飛行機に飛び乗りたくなる!日本のカルチャーが大好きで、引退したら日本で余生を過ごしたいくらいです」と日本への想いを語る場面もあった。

英語で監督と挨拶を交わした杏。監督から「母として女性としてこの作品に参加することに意義を感じているという言葉をもらったことがとても思い出に残っています」としみじみ語っていた。

最後の挨拶で、菅田は「1年前のコロナ禍のど真ん中で撮影した作品です。現場以外で人と会わない時期で、現場に行ったらキューブに詰め込まれて…」と撮影を振り返りながら、「公開できることがうれしいです。ぜひ楽しんでください」と呼びかけた。杏は「ようやく色々な文化が楽しめる秋がやってきました。まだまだ、気をつけなければいけないことはありますが、感想とかをシェアしたりして、少しずつ前に進んでいけたらと思います」と笑顔で会場を見渡した。

満席の会場に笑顔が溢れる
満席の会場に笑顔が溢れる

岡田は「満席(の会場を)見られてとてもうれしく思っています。作品は密室劇ですが人間の感情がうごめいていて、とても見応えがあります!」とニッコリ。田代は「こんなに大きなステージに立たせていただいて感激です。一人一人のストーリーに注目してください」と深々とお辞儀した。

斎藤はコロナ禍に触れ、「閉じ込められた生活を世界レベルで体験しているいま、閉じこもったなかでなにを思い、なにを希望とするか。この作品は必然的に出来上がったと思います」とコメント。最後に清水監督が「いろいろなことがあって、いろいろな思いを込めた作品です。初日を迎えて共有できることがうれしいです、本当にありがとうございます」と感謝の言葉を伝え、イベントは終了した。

取材・文/タナカシノブ

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