『エターナルズ』の戦いの前にはなにがあった?MCUヒーローたちが乗り越えてきたヤバい危機
AIの暴走に加え、すれ違いや初の犠牲、仲間の離脱…『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(15)
チタウリによる侵略を体験したトニー・スタークが、次なる脅威のために備えたのは、AIを持つアイアンマン・アーマーを模した量産型ドローン“アイアン・レギオン”による軍隊を作ること。この計画とインフィニティ・ストーンの一つであるマインド・ストーンを用いたさらに優秀な人工知能を開発し、アイアン・レギオンを強化する“ウルトロン計画”をスタートさせたことをきっかけに、自我に目覚め人類の滅亡を企てるAI、ウルトロンが誕生。その結果、アベンジャーズの存在は世間から危険視されることとなり、相談なく計画を進めたトニーに対しスティーブは不信感を持ち始める。
最終的にはトニーが蒔いた種が原因となり、東欧の都市ソコヴィアが危機にさらされ、一つ間違えば地球規模の災害につながる戦いへと発展。さらに、新たに仲間となるはずだったクイックシルバー/ピエトロ・マキシモフというアベンジャーズ初の犠牲までも伴ってしまう。これに加え、アベンジャーズ創設メンバーの一人でもあるハルク/ブルース・バナーの離脱や、前述したトニーとスティーブの軋轢にもつながる種を蒔いたことから、「ウルトロンを倒し、計画を阻止する」という困難は乗り越えたものの、さらなる困難を生みだす形になってしまった。
『エターナルズ』にも登場する“セレスティアル”との戦い!『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(17)
MCUで描かれた戦いのなかでも全銀河レベルの危機を救ったのが、愚連隊的なヒーローチーム、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーだ。スター・ロード/ピーター・クイルが捜し続けていた父親のエゴと会うことができ、さらにその正体が天界人=セレスティアルであったことがわかる。MCUの宇宙において“神”に近い存在であるセレスティアルは、発想や考えることも人間の倫理感や常識を大きく超えるものであった。
エゴは惑星そのものが生物として活動しているような存在であり、人間の姿を模した肉体を作りだして銀河を旅し、訪れた数々の惑星に自身のコピーとも言える細胞を置いてきていた。個の惑星として存在するだけでけなく、銀河の各惑星と同化し、銀河のすべてを自身で覆い尽くす「拡張」を目的としており、それを可能とする力をセレスティアルが持っていることが明かされる。この「拡張」を止めるために、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは戦い、エゴという惑星を破壊することで勝利。銀河の数千の星々はエゴに飲み込まれることから救われ、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは再び銀河を救うことに成功した。そして、この作品では、『エターナルズ』に登場するセレスティアルがどのような存在なのかを知ることができるという意味でも重要な1作となっている。
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