事故か、自殺か、殺人か…湊かなえのベストセラー「母性」が映画化!
累計発行部数90万部を超える湊かなえのベストセラー小説「母性」が、『余命1ヶ月の花嫁』(09)、『ナミヤ雑貨店の奇跡』(17)などの廣木隆一監督によるメガホンで映画化されることが決定。あわせて原作者の湊かなえ、廣木監督のコメントが公開された。
「母性」は、ある女子高校生の遺体が見つかったことに端を発した、”母と娘”を巡る物語。「告白」や「贖罪」など、数々の作品を世に送りだしてきた湊が、「これが書けたら、作家を辞めてもいい」と述懐するほどの意欲作だ。
今回の映画化に際し湊は、「映画化の話をいただいた際は、限られた時間でどの部分を切り取るのだろうかと、少し不安が生じました」と率直な心境を明かしたが、「脚本を読んで、物語の大切なところをすくい上げ、映画として膨らませていることがわかりました。そのような映像化になったことを、心から嬉しく思います」と映画化への期待をコメントした。
また廣木監督は、「湊さんが書かれた親と子どもの関係性は普遍的である一方、様々な姿を三人のなかに見せてくれました。」と語り、「どうぞ、女性の方ばかりではなく男性の方にも観ていただきたい映画になっているのでぜひスクリーンでお確かめ下さい」と、本作への自信をのぞかせた。
興行収入38.5億円を突破した『告白』(10)をはじめ、『北のカナリアたち』(12)、『白ゆき姫殺人事件』(14)、など、多くの映像化作品が話題を集めてきた湊作品。松たか子、吉永小百合、井上真央と名だたる俳優陣が名前を連ねていたが、果たして本作の“母と娘”は誰が演じるのか。続報に期待したい。
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