『フラ・フラダンス』前田佳織里と陶山恵実里らが語った、失敗談に会場から反響!
福島県いわき市に実在するスパリゾート「ハワイアンズ」のフラガールたちの奮闘を描くアニメ映画『フラ・フラダンス』(12月3日公開)の公開直前イベントが、11月22日に有楽町朝日ホールで開催。フラガールの声優を務めた前田佳織里と陶山恵実里、総監督の水島精二が登壇し、舞台挨拶を行った。
主演の福原遥をはじめ、美山加恋、富田望生、山田裕貴、ディーン・フジオカなど実力派の俳優たちが声優として参加した本作。総監督を「鋼の錬金術師」「機動戦士ガンダム00」の水島精二が務めた。
快活なオハナ・カアイフエ役を演じた前田は、役との共通点について「オハナちゃんはすごく思い切りがいい。いい意味ですごくマイペースです。周りから、オハナにぴったりとおっしゃっていただくことが多くて。オハナのぐいぐい行くところが似てるねと言われました」と言うと、水島総監督も「オーディションの時からそうだった」とうなずく。
前田は「私、はっちゃけてました?オハナは伸び伸びとした子なので、そういうところを大切にしてやってもらえたらと、監督もおっしゃっていましたよね」と言うと、水島総監督も「パッションがすごくて。この勢いだなと思いました」と太鼓判を押した。
ダンスが上手いが笑顔が苦手な白沢しおん役を演じた陶山は、役について「完全に一致というか、自分自身も台本を読ませていただき、これは私だなと思いましたし、鏡を見ているようなキャラクターでした。私も笑顔がすごく苦手で、人前で話すのも緊張しますので」と苦笑する。
陶山を何度も起用してきた水島は「ある意味、僕は陶山さんの育ての親みたいなところもあったので、しおん役は彼女に向いてるなと思いました。声優になってからも笑顔がぎこちないところがしおんっぽいし。でも、ようやく最近明るい笑顔を見せるようになったし、そういう意味でもぴったりだった。この2人は特に役とのリンク感が強いです」とのこと。
また、失敗続きで残念な新人とされた5人のフラガールたちが奮闘する本作にちなみ、最近の大きな失敗について聞かれた3人。前田は「普段、ハンドアルコールを持ち歩いていますが、それが朝なくなって、詰め替えてからお家を出たんです。手を保湿しようかなと思ったら、カバンからマキロンが出てきました」と言って、会場を笑いを誘う。
続いて陶山は「オニキスの黒い指輪が好きなんですが、買って少ししてからなくしてしまったんです。すごく気に入っていたから、ほかのお店で探して買ったんですが、またなくしてしまって。なくしやすいから気をつけなきゃなと、もう一度買ったらまたなくなってしまって。なぜかオニキスの指輪だけがなくなります」と語り、2人を含め観客を驚かせた。
水島総監督は「コンビニで買ったばかりの高めのハンドクリームをポケットにつっこんでおいたら、クリームがぶちまけられ、キーケースやらいろんなものがクリームまみれになってしまった。1回しか使ってなかったけど、半分くらいなくなりました」というエピソードで笑いをとった。最後には花のオブジェと共にフォトセッションをし、大盛況のまま、舞台挨拶は幕を閉じた。
取材・文/山崎伸子