コラム 2022/1/1 20:30

呪術師、呪詛師、呪術高専…『劇場版呪術廻戦 0』鑑賞にも役立つ「呪術廻戦」用語まとめ

負の感情の大きいほど強くなる“呪力”と、それが生みだす“呪霊”

呪力　じゅりょく
怒り、憎しみ、恨み、妬み…といった人間の負の感情から漏れだす、禍々しいエネルギーのこと。負の感情が呪力のトリガーとなるため、呪術師はみんな、わずかな感情の火種から呪力を捻出する訓練を行っており、出した呪力を駆使しながら、様々な術式を発動していく。

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呪霊　じゅれい
人間の肉体から抜けだした負のエネルギーの集積であり、多種雑多な形を成した呪いの総称。特に学校や病院のような大勢の思い出が残る場所に吹き溜まりやすく、地方よりも首都圏のほうが圧倒的に多い。普通の人間には見えないが、死に際など、特殊な状況では見えることもある。特級、1級(準1級)、2級(準2級)、3級、4級と、呪術高専が定めた等級で分類されている。本来、呪霊を祓うには、その呪霊と同等級の呪術師が任務にあたる必要がある。

3級以下の低級呪霊は呪力が弱く、群れるのが特徴。人間の言葉を話す呪霊の等級は高く見積もられ、2級と準1級の間には、呪術を使用できるかどうか、という基準がある。準2級以上の上級呪霊は、呪力が強く、高度な知能を持つ者もいるため、祓うには経験を積んだ上級呪術師でないと危険。呪霊たちのなかでも最も危険な存在である、特級を冠する呪霊と対峙した時の選択肢は「逃げる」か「死ぬ」の二択なので、最上位の呪術師でない限り、自分の恐怖に素直に従うことが重要だ。

帳　とばり

呪術師が呪いを祓う際は、周囲の影響も鑑みて“帳”を下す[c]芥見下々／集英社・呪術廻戦製作委員会

外から呪術師の姿を見えなくし、内にいる呪霊をあぶり出す漆黒の結界。術師が「闇より出でて闇より黒くその穢れを禊ぎ祓え」という呪文を唱えると、昼間でも空が真っ黒に変わり、夜のような状態になる。普通の人間(非術師)には見えないので、特に住宅地が近いエリアなどで呪霊を祓う時、住人を不安がらせないために用いる。

血統が左右する呪術師の才能と戦闘スタイル

術式　じゅつしき

虎杖の同級生、釘崎野薔薇が使う「芻霊呪法」など術式は多種多様[c]芥見下々／集英社・呪術廻戦製作委員会

呪力を流すことで発動できる術。基本的に、呪術師の多くは生まれながらに生得術式が体に刻まれており、使える術式が決まっている。そして、生得術式はやはり同じ血統の者に受け継がれる傾向がある。呪術界の実力は才能がほぼ8割と言われているのはそのためだ。呪力を自身の術式に流し込むことで発動する技を「呪術」と呼ぶ。術式の種類は実に様々で、戦いの際、自分の術式を相手に開示することは、その効果を高めることにもなる。

反転術式　はんてんじゅつしき
負の呪力に、負の呪力を掛け合わせると「正」の呪力が生まれる。これを反転術式といい、技が高度になると、肉体の治癒などが可能になる。ただし、呪力による治癒には極めて繊細な呪力操作の能力が必要になるため、誰でも使えるわけではない。

無下限呪術　むかげんじゅじゅつ
五条が使う、原子レベルに干渉する緻密な呪力操作によって空間を支配する術式。この術式を完璧に扱うために不可欠な要素が、五条がふだん隠している“目”だ。

無下限呪術は、無限を出現させ、接触を阻むバリアでもある。接近物が五条に近づけば近づくほど、その物体の速度は遅くなり、彼に触れることができなくなるため、敵からの攻撃が当たらないという効果がある。五条家に代々伝わる術式で、現存する呪術師の中で、この術式を扱うことができるのは五条悟のみ。

御三家
呪術全盛の平安時代に台頭し、およそ1000年もの歴史を刻んできたエリート呪術師の家系。五条家、禪院家、加茂家の3家系を指す。