古田新太の狂気が松坂桃李に迫る！吉田恵輔監督が放つ衝撃作『空白』Blu-ray&DVDリリース決定

古田新太、松坂桃李が実写映画初共演を果たし、吉田恵輔監督がメガホンをとった『空白』のBlu-ray＆DVDの発売が2022年1月26日に決定した。

【写真を見る】娘の無実を証明しようとモンスター化する古田の狂気が松坂に迫る！[c]2021「空白」製作委員会

本作は、『新聞記者』(19)、『MOTHER マザー』(20)のスターサンズが、『ヒメアノ〜ル』(16)、『BLUE/ブルー』(21)の吉田監督とタッグを組み、現代の「罪」と「偽り」、そして「赦し」を映し出すヒューマンサスペンス。古田にとって7年ぶりの主演映画となった本作は、第34回東京国際映画祭「Nippon Cinema Now」部門特集でも上映された。映像特典としてスペシャルメイキングのほか、古田×松坂のスペシャルインタビューや、イベント集も収録される。封入特典はポストカードセット(3枚)となっている。

物語は、スーパーで万引きしようとして店長に見つかり、追いかけられた女子中学生が、逃走中に車に轢かれて死んでしまう。少女の父親はせめて娘の無実を証明しようと、店長を激しく追及するうちに、その姿も言動も恐るべきモンスターと化していくというもの。観る者の心臓をあわだてる悪夢のような父親、添田充を演じた古田が、土下座しても決して許されず、人生を握りつぶされていくスーパーの店長の青柳直人演じる松坂に執拗に迫っていく。田畑智子、藤原季節、趣里、伊東蒼、片岡礼子、寺島しのぶら、実力派から若手までが揃った共演者にも注目だ。

次から次へと想像もつかない行動を繰り出す神出鬼没の父。やがて添田は関わったすべての人々をのみこみ、関わった人々の表と裏、愛と憎しみ、信念と真実が絡み合いながら露になっていく。日本映画史に残ると称される息の止まるラストシーンをBlu-ray＆DVDで存分に堪能したい。

※吉田恵輔監督の「吉」は「土」に「口」が正式表記

文/タナカシノブ