『フラ・フラダンス』『フラガール』や「俺の家の話」も!“聖地”「スパリゾートハワイアンズ」の魅力
失敗を乗り越えてフラガールとして努力を重ねる、5人の新人ダンサーたち
そして、フラガールを題材とし、スパリゾートハワイアンズを舞台とする最新作が『フラ・フラダンス』である。日羽(福原)はスパリゾートハワイアンズに入社したばかりの新人ダンサー=フラガール。同期の鎌倉環奈(美山)、滝川蘭子(富田)、オハナ・カアイフエ(前田佳織里)、白沢しおん(陶山恵実里)らと共に切磋琢磨するが、記念すべき初ステージはなんと大失敗。その様子はSNSで拡散され、5人は「いままでで一番残念な新人たち」という不名誉な称号を与えられてしまう。
頑張っても結果を出せない日々に落ち込む日羽たちだったが、見守るスタッフや先輩の励ましで少しずつ成長。それぞれに抱える問題をクリアしながら絆を深めあった5人は、ある目標に向かってさらなる努力を重ねていく。
実在のスポットを巡りながら、福島県いわき市の魅力を発信
本作の制作にあたっては、スパリゾートハワイアンズが2年以上にわたって全面協力を実施。取材を重ねて施設の細部まで忠実に再現しているほか、フラダンスのステージシーンは現役フラガールたちの動きをモーションキャプチャーで撮り込み3Dで描画。指先まで美しく滑らかなダンスに、きっとあなたも目を奪われてしまうはず。
日羽たちが余暇を過ごすいわき市内の観光スポットである、アクアマリンふくしま、いわき回廊美術館、いわき市石炭・化石館 ほるるなども、すべて実在のロケーション。まるで旅行のガイドブックを眺めるように現地の雰囲気を味わえるだけでなく、仕事から離れて“普通の女の子”となった彼女たちの素顔も垣間見える貴重なシーンになっている。
総監督に「鋼の錬金術師」「機動戦士ガンダム00」の水島精二、監督に『劇場版アイカツスターズ!』(16)の綿田慎也、脚本に『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(20)の吉田玲子という、アニメファンならずとも納得の布陣で描く、新人フラガールたちの1年間。悩んで迷って“フラフラ”しながら進んでいく5人のダンスは、1年という時間でどんな成長を見せるのか?キラキラまぶしい青春の1ページを、あなたもその目に焼き付けて。
文/ほそいちえ