漫画家・時計野はりが描き下ろしイラストで魅力を明かす!「『ボス・ベイビー』最新作は温かな目線で作られている映画」
かわいい“おっさん赤ちゃん”が大活躍する『ボス・ベイビー』(18)の続編となる『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』(公開中)。前作の25年後を舞台とした本作は、世界のピンチに立ち向かう冒険ストーリーから、兄弟の絆や親子それぞれの想いなど、温かな愛が浮かび上がるのが大きな見どころだ。MOVIE WALKER PRESSでは、ハートフル子育て漫画「学園ベビーシッターズ」の作者、時計野はりにインタビューを敢行。時計野は、「優しい目線で作られている映画。とても楽しかったです」と本作の世界観にすっかり魅了された様子。『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』と「学園ベビーシッターズ」に感じる共通点や、かわいらしい赤ちゃんを描くうえでのこだわりまでをたっぷりと語ってくれた。また描き下ろしてくれた、映画の世界を再現したカラフル&キュートなイラストも到着!ぜひあわせて堪能してほしい。
「赤ちゃんたちがもちもちタプタプしていてかわいい。描きたい理想のバランス」
すっかり大人になったボス・ベイビー(声:ムロツヨシ)と兄ティム(声:宮野真守)の前に、「悪の天才博士が世界征服を企んでいる」という情報をキャッチしたベイビー社から派遣されてきた“ボス・レディ”(声:多部未華子)が登場。なんと博士は、ティムの娘、タビサ(声:芳根京子)が通う学校の校長だった。“スーパーミルク”という子どもに戻れる秘密アイテムを使って、ボス・レディが大人になってから疎遠だった2人を潜入捜査に向かわせることに。キャラクターたちのにぎやかなやり取り、アクション満載の展開を目にして、時計野は「見たいものをすべて詰め込んでくれたなという感じです。ボス・ベイビーとティムの大人になった姿も見られるし、子どもに戻る姿も見られて、陰謀にも立ち向かう。家族の温かなストーリーもあって、とにかく盛りだくさん」と楽しそうな笑顔を浮かべる。
特にお気に入りのキャラクターとなったのが、本作で初登場となるボス・レディだという。表の顔はティムの次女である赤ちゃんだが、実は世界を危機から救うという任務を背負ったトップ諜報員だった彼女。時計野は「ボス・レディだということを隠して赤ちゃんとして生活しながら、指令を出す時はキビキビと話したりする。そのギャップがものすごくおもしろい」と声を弾ませながら、「“ここはこうすべきだ”ということがきちんとわかっていて、赤ちゃんの武器を知り尽くしている。赤ちゃんとしての表情をものすごくうまく使うんですよね。これはデキるボスだな、ものすごく有能な女子だな、と思いました」と惚れ惚れとする。
ボス・ベイビーやボス・レディのキャラクターデザインにも注目していた。「学園ベビーシッターズ」では、抱きしめたら体温まで伝わってきそうなかわいらしい子どもたちを描いている時計野。「私が子どもを見て“かわいい”と思ったところを誇張して、“かわいい”を詰め込んで描いています」と自身の作品に込める想いを明かす彼女にとって、本作のキャラクターデザインを見た印象は?
「もちもちタプタプしていてとてもかわいいですよね」と口火を切り、「動きもとてもかわいい。ボス・ベイビーやボス・レディはてちてち歩きながら、ベラベラとおしゃべりするのがたまらなくキュート。今回のイラストを描きながらも、劇中のほうがもっとかわいいのに!と思っていました」とニッコリ。時計野自身は「子どもたちを描く時は、リアルよりはだいぶ頭身を縮めている」そうで、デフォルメする部分含め「本作の赤ちゃんたちは、私が“描きたい”と思う理想のバランスをしていました。あちこちに、“かわいい”がいっぱいでした!」と目尻を下げる。
漫画家。2001年に「サンタのいる街」でデビューを果たす。2003年「お兄ちゃんと一緒」で初連載を手掛け、同作は第28回白泉社アテナ新人大賞デビュー優秀者賞を受賞。2009年よりLaLa(白泉社)にて、保育ルームでベビーシッターを行うことになった竜一と弟の虎太郎を中心に、ハートフルな学園生活を描く「学園ベビーシッターズ」を連載中。2018年にはTVアニメ化も果たした。
LaLa公式サイト:https://lala.ne.jp/sakuhin/
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