『フラ・フラダンス』話題沸騰のフラダンスシーンの舞台裏を大公開!リアルで滑らかな動きはこうして作られた
日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた『フラガール』(06)でおなじみの、福島県いわき市に実在するスパリゾートハワイアンズのダンシングチーム“フラガール”。その新人ダンサーたちの成長を描く『フラ・フラダンス』(公開中)で話題沸騰なのは、アニメとは思えない滑らかさとリアルな動きを再現したフラダンスシーン。このたびその制作の様子を収めた特別映像が解禁された。
主演の福原遥をはじめ、美山加恋や富田望生、山田裕貴、ディーン・フジオカら豪華な声の出演陣に加え、総監督を水島精二、脚本を吉田玲子が務めるなどトップクリエイターたちが集結した本作。ひょんなことからスパリゾートハワイアンズの新人ダンサー採用試験に応募し未経験ながら採用された夏凪日羽は、個性豊かな同期と共に“フラガール”への道を歩み始めるのだが、初ステージで大失敗。さまざまな悩みを抱えながらも、彼女たちは絆を深めていくことに。
このたび解禁された特別映像では、本編のダンスシーンの制作の舞台裏が明らかに。元フラガールで現在はハワイアンズでのショーのヴォーカルを務める小池春香がカバーした「CoCo フラ〜幸せはCoCoよ〜」にあわせて、現役のフラガールたちがモーションキャプチャーの装備をまといフラを披露。本編映像と比較して見てみると、ハイタッチやポジションチェンジ、滑らかな動きまですべてがそのままアニメーションに再現されていることが確認できる。
劇中ではほかにも多種多様なダンスシーンに合わせ、現役のフラガールはもちろん「虹のコンキスタドール」のメンバーなどに参加してもらい、数回に分けてモーションキャプチャーを収録。また指先にはモーションキャプチャーのマーカーを付けられないため、細かい指先の動きはCGディレクターの児玉徹郎(ECHOES)ら3Dアニメーターがすべて手付けで表現しているのだとか。スタッフ陣のこだわりが詰め込まれ、ボイスキャスト陣も絶賛するダンスシーンを、スクリーンで隅々まで堪能してほしい。
文/久保田 和馬