“仮面ライダーリバイ”前田拳太郎が、仮面ライダー100周年へ意気込む!「夢をつないでいきたい」
「仮面ライダー」誕生50周年を記念して製作された映画『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』(公開中)の初日舞台挨拶が17日、ユナイテッド・シネマ豊洲にて開催。五十嵐一輝/仮面ライダーリバイ役の前田拳太郎を筆頭に、日向亘、井本彩花、濱尾ノリタカ、内藤秀一郎、山口貴也、藤岡真威人、中尾明慶、そしてメガホンをとった柴崎貴行監督が登壇した。
今年9月から放送開始となり、初めて舞台挨拶でファンの前に姿を見せることとなった「仮面ライダーリバイス」チームの面々。前田は緊張の面持ちでを浮かべながらも「ファンの方と初めて会うので楽しみにしていました!」と公開初日を迎えた感想をうれしそうに語り、五十嵐大二/仮面ライダーライブ役の日向、五十嵐さくら/仮面ライダージャンヌ役の井本、ジョージ・狩崎役の濱尾も喜びをあらわに。
一方、ゲストキャストとしてショッカーの研究員の百瀬龍之介役を演じた中尾は、劇中で仮面ライダーセンチュリーに変身することが明かされると「芸能生活を約20年やっていて、“人生初の変身”でした」とにこやかに振り返り、「まさか自分が仮面ライダーに変身させていただけるとは思ってもいなかったので、すごくうれしかったです。まだあえて作品を観ていないので、息子と一緒に劇場に観に行きたいです」と声を弾ませる。
そして本郷猛/仮面ライダー1号役を演じた藤岡は、父である藤岡弘、が演じた役柄を50年の時を経て演じることについて「変身する日が来るなんて夢にも思っていなかった。父がかつて演じていた役を演じられたことは光栄でしたし、責任感やいろいろな感情があって、役が決まった日は眠れませんでした」と述懐。「お披露目できたことに感無量です。言葉がうまく出てこないですが、全力で演じさせていただいたので感想などをお聞きしたいです」と謙虚に喜びを噛みしめていた。
本作で描かれているのは「仮面ライダー」が誕生した1971年と現代の2021年、そして世界が荒廃した2071年の3つの時代。「僕自身、仮面ライダーを目指してこの世界に入り、自分のなかでは原点であって目指すきっかけとなった。夢を与えられる仮面ライダーになって、その夢をつないでいきたい」と50年後の“仮面ライダー100周年”に思いを馳せる前田。それには内藤も「仮面ライダーは孤独なヒーローと言われていますが、仲間と力を合わせて立ち向かうのも仮面ライダー。50年後も困難なことを乗り越え、つながっていける世界になってほしい」と熱く語る。
さらに2071年の仮面ライダーである仮面ライダーセンチュリーを演じた中尾は「50年後に仮面ライダーセンチュリーの再登場を約束してほしい!僕はその時83歳ですけどね。それまで仮面ライダーの歴史がつづいていて、子どもたちに夢を与えつづけていたら本当に素敵ですね」と、それぞれが「仮面ライダー」が迎える次なる“50年”へ意気込んだ。
※柴崎貴行の「崎」は立つ崎が正式表記
文/久保田 和馬