『ダラス・バイヤーズクラブ』監督、心臓発作で急逝。マシュー・マコノヒーらが哀悼の意
マシュー・マコノヒーにアカデミー賞主演男優賞、ジャレッド・レトに助演男優賞をもたらした、『ダラス・バイヤーズクラブ』(13)のジャン=マルク・ヴァレ監督が、地元カナダのケベック州に所有する、川沿いの山小屋で死去しているところを発見された。58歳だった。死因は心臓発作であることを、ヴァレ監督の広報担当者が「LA Times」に明らかにした。
「Deadline」によれば、ヴァレ監督は、仲間を招く準備をしていた山小屋で、クリスマスの日に1人で亡くなり翌朝に発見された模様。ヴァレ監督はお酒は飲んでおらず、心臓の弱い人には向かないとされるヴィムホフメソッド(身体の過小刺激と精神の過大刺激の両方に対処する自然トレーニングツールで、寒冷地での水行などで免疫力を上げ、健康な身体を手に入れることができると言われる)を実践していたのではないかというが、心臓発作の直接の原因は明らかになっていない。
突然の訃報を受け、マコノヒーやレト、そしてヴァレ監督がメガホンをとった『わたしに会うまでの1600キロ』(14)で、それぞれアカデミー賞主演女優賞と助演女優賞にノミネートされたリース・ウィザースプーンやローラ・ダーン、同じくヴァレ監督が手掛け、ウィザースプーンも出演しているエミー賞を受賞したドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」のニコール・キッドマンらも悲しみに暮れており、自身の公式Instagramなどにヴァレ監督との思い出の写真を投稿し追悼。
まだ死を受け入れることができない多数の映画関係者やファンらも、ヴァレ監督の、あまりに突然で早すぎる死を悼んでいる。
文/JUNKO
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