胸アツの原画500点!「安彦良和/機動戦士ガンダムTHE ORIGIN展」必見の展示をご紹介

コラム

胸アツの原画500点!「安彦良和/機動戦士ガンダムTHE ORIGIN展」必見の展示をご紹介

雑誌「ガンダムエース」の創刊と「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の連載開始から約20年を記念し、『安彦良和/機動戦士ガンダム THE ORIGIN展』がところざわサクラタウンの角川武蔵野ミュージアムにて、本日1月22日より開催される。それに先駆け1月21日に内覧会が開催され、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の作画を手掛けた安彦良和と、株式会社KADOKAWAのエグゼクティブフェロー・井上伸一郎によるオープニングセレモニーが開催された。

オープンセレモニーでテープカットが行われた
オープンセレモニーでテープカットが行われた

安彦は「『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』を書き始めて20年、書き終わってから10年で、非常に新味のない素材でいいんだろうかと思いましたが、すべて、関係者の方がやっていただいたので、僕は脇で見ていました」とにこやかに挨拶。

また展示について安彦は「ざっと見せていただいて、ちょっと安心しました。割とコンディションがいい時にやったなあという気がいたします。いまが特に悪いわけじゃないんですけども、割と丁寧な仕事ができていて良かったと思います」と安堵した。


【写真を見る】半裸のシャアに膝枕をされたララァに胸キュン!美麗展示の数々をタップリ紹介
【写真を見る】半裸のシャアに膝枕をされたララァに胸キュン!美麗展示の数々をタップリ紹介[c]創通・サンライズ

井上は「ガンダムエース」の立ち上げに関わったそうで、当時を振り返り「サンライズの当時、吉井(孝幸)社長から、安彦さんがガンダムの漫画を書く機会があるだろうかという話をいただき、安彦先生から漫画のネームを見せてもらいました。一晩で全部読みまして、正直言うと震えながら過ごした思い出があります。それで、既存の漫画雑誌では収まらないボリュームだったので、ぜひガンダムの専門雑誌を作らせてくださいとお願いしました」と興奮しながら語った。

井上は「ガンダムエース」について「歴史に残る雑誌になっております。その10年間の蓄積が、全部堪能できますので、皆様にぜひご来場いただければと思っております」とアピールした。

「ガンダムエース」2002年7月号の表紙
「ガンダムエース」2002年7月号の表紙[c]創通・サンライズ

会場は「始動編/激闘編」から始まり「ガルマ編/ランバ・ラル編」、「ララァ編/ソロモン編」、「ひかる宇宙編/めぐりあい宇宙編」、仕事場を再現したコーナーなどのブースに分かれ、カラー原画を含む500点以上がラインナップ!ガンダムの名シーンの原画や名台詞などが散りばめられ、ファン垂涎の内容となっている。

ララァとアムロが出会うシーン
ララァとアムロが出会うシーン[c]創通・サンライズ

特に制作当時を振り返った安彦のコメントや、インタビュー映像の動画などから、もの作りのこだわりぶりが伝わってきて、かなり胸アツだ。ぜひたっぷり時間をとって、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の世界観に浸っていただきたい。

取材・文/山崎伸子

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