ジョニー・デップ、泥沼裁判以降初の主演映画が決定!フランス国王ルイ15世を演じる

セレブリティ

ジョニー・デップ、泥沼裁判以降初の主演映画が決定!フランス国王ルイ15世を演じる

ジョニー・デップが、元妻アンバー・ハードとの泥沼離婚裁判が始まって以来、初めて映画で主演を務めることが明らかになった。

デップが出演するのは、フランス人女優で監督のマイウェンがメガホンを取る、タイトル未定の作品。IMDbによればデップが演じるのは、奔放な私生活で知られ、多くの愛人と多数の非嫡出子を持つ“最愛王”と呼ばれたフランス国王ルイ15世で、マイウェンが愛人に扮するが、それ以外のキャストは決まっていない様子。また撮影は今夏からヴェルサイユ宮殿やパリで行われるというが、詳細も明らかになっていない。


出演予定の最新作はマイウェン監督による歴史映画で、マイウェン本人も出演予定
出演予定の最新作はマイウェン監督による歴史映画で、マイウェン本人も出演予定写真:SAPLASH/アフロ

マイウェン監督は、リュック・ベッソンの2人目の妻で1993年に結婚し、同年女児を授かるが、1997年に離婚。ベッソン監督作『レオン』(94)ではウィンウィンの名で出演し、『フィフス・エレメント』(97)では異星人のオペラ歌手ディーバを特殊メイクで演じていた。また離婚後の監督業では、『パリ警視庁:未成年保護特別部隊』(11)で第64回カンヌ国際映画祭審査員賞に選ばれ、第37回セザール賞作品賞、監督賞、オリジナル脚本賞にノミネートされた実績がある。

「Hollywood Reporter」などが報じている通り、いまデップはハリウッドからは総スカン状態。現在はTVミニシリーズ「Puffins」に出演しているが、アニメーション作品であり声優としての出演で、早くから決まっていた『MINAMATA-ミナマタ-』(公開中)のユージン・スミス役を演じてからはキャンセルカルチャーの煽りを受けて映画出演はしておらず、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズなどで一世を風靡したあのデップの面影は、もはや皆無だ。

【写真を見る】ようやく次回作の情報が!ジョニー・デップ直近最後の出演は『MINAMATA-ミナマタ-』でのユージン・スミス役
【写真を見る】ようやく次回作の情報が!ジョニー・デップ直近最後の出演は『MINAMATA-ミナマタ-』でのユージン・スミス役写真:EVERETT/アフロ

特に2020年、”ワイフ・ビーター(妻虐待者)”と書き立てたタブロイド紙に対する裁判でデップが敗訴してからは、「ファンタスティック・ビースト」シリーズ第3弾『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』(4月8日公開)の撮影が始まっていたにもかかわらず、グリンデルバルド役を降板し、実質的にクビを宣告された。

「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ続編出演の話も立ち消えになっており、ファンらはデップの映画界復帰を目指して熱心に署名活動を続けていた。デップが2019年3月に米バージニア州で、ハードに対して名誉毀損訴訟を起こした一件は、映画の撮影やコロナ禍で延期を余儀なくされていたが、4月11日に裁判が始まることが決定している。その裁判の行方が気になるところだが、「Me Too」など社会的潮流を考えると、デップにとっては厳しい判決が下る可能性があるともいわれており、ハリウッド復帰への道のりは遠そうだ。一方で、もともとブロックバスター映画よりは個性的な作品や作風を好んでいたことから、原点に立ち返り、元パートナーのヴァネッサ・パラディと長年暮らしていたフランスで、新たなスタートを切ることになったデップに期待を寄せるファンも多いようだ。

文/JUNKO

作品情報へ