福士蒼汰「演じやすかった」宇宙人役に、山本美月&光石研がツッコミ「こっちはセリフが大変!」
Amazon Originalドラマ「星から来たあなた」(Prime Videoにて2月23日より独占配信開始)の配信記念プレミアイベントが18日に渋谷ヒカリエにて開催され、福士蒼汰、山本美月、工藤阿須加、福原遥、今井翼、光石研が登壇した。
本作は、大学講師だが実は宇宙人の男と、態度は高飛車だが実は純真な女優のラブファンタジー。主演の福士が約400年前、江戸時代の日本に舞い降りた宇宙人の東山満を、“厄介な”トップ女優の笹原椿を山本が演じる。今回で宇宙人役は2度目という福士は、「演じやすかった」と笑顔を浮かべ人間っぽい宇宙人を意識しながら役作りをしたことを明かした。椿役を演じた山本が「一緒のシーンでは福士くんのセリフが少なくて…。こちらからいろいろと話しかけるパターンが多かったので、セリフの量に苦労しました」と共演シーンを振り返ると、福士が気まずそうに「すみません、しゃべらない役で」とお詫びする場面もあった。
椿に想いを寄せる宇和島浩哉役の工藤は「一人の女性をここまで愛せる浩哉が大好きで、演じるのが楽しかった」とニッコリ。椿と浩哉の幼馴染、辻雪乃役の福原は「浩哉のことが好きなので、椿と喧嘩もするし、壁がある感じだったけれど、徐々椿と繋がれている感じが、演じていて楽しかったです」と撮影時の様子を明かしていた。宇和島雅哉役の今井は「悪の魅力を出してほしい」というオーダーがあったとし、「常にポーカーフェイスで動じないことを意識していました」と今井史上一番の悪役の演技に込めた想いを語った。今井が演じた雅哉は「兄としては嫌です」とキッパリ答えた工藤は、「ドラマを観ていただいたら分かると思います。絶縁したくなるようなキャラクターです」と今井演じる雅哉役について説明し、笑いを誘っていた。
光石が演じるのは福士演じる満の友人、倉地斉一郎。唯一、満の正体を知る役どころだ。光石は「正体を知っているので、宇宙人ということは意識せずに演じることができました。福士くんとは共演経験もあるし、父親役もやったので、楽に演じられました」とニコニコしながらも「でも、一緒のシーンは福士くんがしゃべらない役だから、説明役にもなる必要があって、とにかくセリフが大変でした」と、山本と同じ苦労話を明かしていた。そんな光石のことを福士は「ものすごくキュートな人」だといい、「僕を気遣うセリフの語尾が少し上がるんです。優しさがにじみ出ているのを直に感じながら演じていました」とうれしそうに語っていた。
本作にはキュンとするシーンがたくさん登場するという。イチオシのキュンシーンについて山本は「原作で有名な15秒の見つめ合いシーンはもちろんですが」と前置きし、「私がいないときにシャワー浴びながらちょっと笑っている。本心が見えたようでうれしくなってキュンとしちゃいました」とおすすめしていた。
イベントではドラマにちなんだお題トークも。「もし自分が宇宙人だったらどんな超能力を使ってみたいか」との質問には、福士、山本、今井が「瞬間移動」と回答。「好きな時に海外旅行に行ける」「撮影現場への移動が楽」「ちょっとどこか行きたいときに気楽に出かけられる」など、日々、移動が多い中で撮影をこなす役者ならではの苦労を明かす場面もあった。「時」と答えた工藤、「瞬間記憶力」と答えた福原は、回答こそ違ったものの、理由は同じで「撮影中セリフでテンパってしまったときに」「覚えたセリフを忘れたとき用に」など、こちらも役者ならではの使いたい超能力をチョイスしていた。光石は「痩せたい」と回答。「自力でがんばって」と応援されるも「楽して痩せたい、超能力を使ってでも痩せたい!」と譲らず、共演者を笑わせた。
また、「大学講師だが実は宇宙人の男」と「態度は高飛車だが実は純真な女優」にちなみ、「実は○○」トークも展開。山本は福原を「実はおてんば」と暴露するも「最初に会ったときからすごく好きで、インスタもフォローして追っています。一生幸せでいてほしい」と福原への想いを明かす。福原は山本を「実は姉御肌」と明かし、「いつもやさしく声をかけてくれます。特別な仕事が決まったときもプライベートでお祝いをしてくれました。うれしくてずっとついていきたい!と思っています」と笑顔で語り、相思相愛の様子だった。
工藤によると「クールに見えるけれど、実は今井さんはトークが止まらない」とのこと。野球好きの今井は「聞きたいことが山ほどあって、質問しまくっちゃいました」とお茶目に微笑み、一方の工藤は「今井さんが聞き上手なので、僕もいろいろ話が止まらなかったです」とこちらも楽しいトークを繰り広げていた。光石は福士を「実は博学多才」と説明し「語学が堪能なだけではなく、サプリについてもすごく詳しい。とにかく勉強するのが好きなようです」と福士の勤勉ぶりに感心し、疲れている時に飲むべきサプリをおすすめされたことも明かしていた。福士は光石を「かわいくて、優しい印象があるけれど、実は九州男児。もっと男っぽい光石さんがいるのかなと思うと、見てみたいです」と目を輝かせていた。
最後の挨拶で山本は「ラブストーリー、サスペンス、ファンタジー、いろいろなものが詰まっているドラマです!」と見どころをアピール。福士は「ストーリーの根底に流れているのは愛。究極の愛に描かれています。ぜひ、楽しんでください」と呼びかけていた。
取材・文/タナカシノブ