鬼才レオス・カラックスの美的センスに酔いしれる…『アネット』海外版ポスターがそのまま前売券に！

“アンファン・テリブル(恐るべき子ども)”と称され世界中の映画ファンから熱狂的な支持を獲得しているレオス・カラックス監督の、『ホーリー・モーターズ』(13)以来8年ぶりの長編最新作『アネット』(4月1日公開)。このたび本作の海外版B1ポスタームビチケ前売券が数量限定で発売されることが決定した。

23歳で発表した『ボーイ・ミーツ・ガール』(84)が第37回カンヌ国際映画祭国際批評家週間に出品され注目を集めたカラックス監督。35年余りの間に発表した長編作品はわずか6本と寡作ながら、その卓越した世界観で新作を発表するたび大きな話題に。そんなカラックス監督にとって初の英語作品となった本作は、エドガー・ライト監督がドキュメンタリー映画を手掛けたことでも話題のカルト的人気ロックバンド「スパークス」が原案と音楽を務め、ほぼ全編が歌唱シーンで構成された独創的なダークファンタジーとなっている。

攻撃的なユーモアセンスをもったスタンダップ・コメディアンのヘンリーと、国際的に有名なオペラ歌手のアン。“美女と野人”とはやされる程にかけ離れた2人が恋に落ち世間から注目を浴びるのだが、2人の間にミステリアスで非凡な才能をもったアネットが生まれたことで彼らの人生は狂い始めることに…。ヘンリー役を演じるのは「スター・ウォーズ」シリーズのカイロ・レン役を務めたアダム・ドライバー。アン役をオスカー女優のマリオン・コティヤールが演じる。

このたび発売されるポスタームビチケ前売券は、B1サイズの海外ポスターを使用。カラックス作品ファンや映画ポスター愛好者にとっては貴重な海外ポスターを入手できるまたとないチャンスとなっている。もちろんカラックス監督作品らしい大胆なデザインは、インテリアとして映えること間違いなしだ。数量限定なので、お早めにゲットしてほしい。

昨年夏に行われた第74回カンヌ国際映画祭ではオープニングを飾り、コンペティション部門で見事監督賞に輝いた本作。是非とも映画館の大スクリーンと大音響で、既存のジャンルを軽々と超える新たな映画体験を味わい、圧倒的な美的センスに酔いしれてみてはいかがだろうか。

文/久保田 和馬