「僕の宝物」「一生大事にしたい」…赤楚衛二・町田啓太が想い合う、「チェリまほ」の“絆”が尊すぎる
相思相愛!赤楚衛二と町田啓太が撮影現場で見せた素顔
テレビドラマ版の最終回では晴れて恋人同士となった安達と黒沢だが、映画版では2人に思わぬ急展開が訪れる。ある日、安達に転勤の話が舞い込む。やりたい仕事ができ、キャリアアップのチャンスになると喜ぶ安達だったが、その転勤先は長崎。黒沢と離れ離れになってしまうことに戸惑う安達は、応援するという黒沢の言葉を受け入れようとしても躊躇してしまう。互いに想い合うがゆえにすれ違ってしまう2人は、遠距離恋愛をきっかけに未来について考え始めることに。
約2週間にわたる映画版の撮影では、ドラマ版のキャスト、スタッフが再集合。赤楚は、「安達という役をもう一回生きることができ、さらにドラマ以上に成長できたというのもうれしい」と語るほど自身にとって大切な作品とあって、クランクアップの日にはオフィスのシーンでついつい泣きそうになったという。無事にクランクアップを迎えると、とうとう涙を堪えきれない様子でスタッフ陣に感謝を伝え、「みなさんと出会えてご一緒できて本当に幸せ。この経験も思い出も僕の宝物になりました」と幸せを噛みしめていた。
一方で町田は、その前日に安達と黒沢が2人きりで過ごすシーンの撮影で一足先にクランクアップ。最後のカットになると「5年くらいかけて撮りたいね」と冗談めかしつつ名残惜しそうな表情を見せる。そして「いろんな思い出が詰まった作品で本当に大好き。これから一生大事にしたいと心から思っています」と振り返りながら、「いつも笑いながら撮影ができて、本当にすばらしいチームでした。優しい雰囲気のなかで撮影ができたのも、赤楚くんがいたからです」と愛情たっぷりのコメントを送っていた。
ドラマ版から1年以上の時を経て、互いに様々な作品に引っ張りだこになりながら俳優としての実績をさらに積み重ね、ふたたび「チェリまほ」の世界へと戻ってきた2人。絵に描いたような幸せな日々と、突如訪れる大きな試練。時にコミカルに、時に切なく。ドラマ版と同じ空気感を保ちながらも、さらに強くなった2人の絆がスクリーンいっぱいにあふれ出ていることだろう。ぜひ映画館で安達と黒沢の“第2章”を見守ってほしい。
文/久保田 和馬