玉城ティナが絶賛する、バットマンとキャットウーマンの関係…「 恋愛以上に感じられる絆が美しい!」
DCコミックスの人気ヒーロー、バットマンの最新映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』が3月11日(金)より公開。バットマンになって2年目、若き日のブルース・ウェインが、謎の知能犯リドラーと対峙するサスペンスアクションだ。
『クローバーフィールド HAKAISHA』(08)やリブート版「猿の惑星」シリーズのマット・リーヴス監督がメガホンをとる本作。世界中に社会現象を起こした『ジョーカー』(19)に続いてDCエクステンデッド・ユニバースに属さない、ダークナイトトリロジー以来、10年ぶりのバットマンの単独映画として大きな注目を集めている。モデルや俳優のみならず、執筆活動や監督、脚本などでも幅広く活動している玉城ティナがひと足早く本作を鑑賞。熱心な「バットマン」ファンというわけではなく、事前情報をまったく入れずに鑑賞した玉城は、「歴代の『バットマン』作品を全部観ていないという方の入門にもなる作品」と本作の魅力を語ってくれた。
「リアリティのある描写が満載で、まさかこんなに身近な出来事のように感じるとは思わなかった」
「どのシーンも見どころしかなくて、あっという間でした!『バットマン』シリーズとしてだけでなく、一つの映画として楽しめる作品でした。『バットマン』はすごく有名なシリーズですし、上映時間も長めで、正直最初は身構えていましたが、想像以上に作品の世界観に没入できました。フィクションだとわかっているのに、リアリティのある描写が満載で、まさかこんなに身近な出来事のように感じるとは思わなかったです。ゴッサム・シティで巻き起こる事件を他人事とは思えず、本当に怖くなりました(笑)」。
殺された両親の復讐を誓い、夜になると黒いマスクで素顔を隠し、犯罪者を見つけては力でねじ伏せる“バットマン”になって2年目の青年、ブルース・ウェイン(ロバート・パティンソン)。しかし、ゴッサム・シティを恐怖に陥れる猟奇殺人犯、リドラー(ポール・ダノ)の挑発に遭い、彼の良心は激しく揺さぶられ精神的にも追い詰められていく…。本作はそんなブルースがバットマンになるまでの成長過程が見どころの一つになっている。ブルースに対して玉城は、「葛藤している姿に魅力を感じた」と語る。
「新しいヒーロー像が描かれていましたね。よくイメージされるスーパーヒーローたちのように、なんらかの超能力があるわけではなくて、努力のみで街を脅かす敵や自分のなかに潜む狂気と戦っている人なんだと強く感じました。私のなかでのヒーロー像って“圧倒的正義”の印象だったのですが、バットマンはそうとは言い切れない。善人かもしれないけど、復讐のために取る行動は正義と乖離している部分も感じました」。
本作で描かれるバットマンの“ヒーローらしからぬ姿”に好感を持つ玉城は、続けて「守ってもらいたいとも思えるヒーローでした」と少し照れながら明かした。
「(バットマンは)ずっと悩んではいるんですけど、意思は揺るがないんですよね。自分で決断して実行していく力がすごくある。ストーリー的にはすごくヒヤヒヤしつつも、ブレることなくあるべき道に向かって進んでいくので、観客としてはバットマンを信頼して気持ちを預けることができました」。
1997年生まれ、沖縄県出身。「ミスiD2013」で初代グランプリに輝き、14歳で雑誌「ViVi」の最年少専属モデルになる。2014年にドラマ「ダークシステム 恋の王座決定戦」で女優デビューを果たし、数々の話題作に出演。おもな代表作は『貞子vs伽椰子』(16)、『Diner ダイナー』(19)、『惡の華』(19)、『地獄少女』(19)、『AI崩壊』(20)など。2022年2月にWOWOWで放送、配信された『アクターズ・ショート・フィルム2』では初めて監督・脚本に挑戦。現在、主演ドラマ「【ドラマ25】鉄オタ道子、2万キロ」が放送中。待機作に『ホリックxxxHOLiC』(4月29日公開)、『極主夫道 ザ・シネマ』(夏公開)、『グッバイ・クルエル・ワールド』(今秋公開)などがある。
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