玉城ティナが絶賛する、バットマンとキャットウーマンの関係…「 恋愛以上に感じられる絆が美しい!」
「暗号とか“なぞなぞ”を見るとなんだかワクワクしますよね」
そのバットマンが対峙することになるリドラーは、ある目的のために連続殺人事件を犯し、現場に犯行理由を示唆するヒントを残していく。バットマンはこれらの謎を解きながら、リドラーの正体とその目的に迫ろうとする。
こういったサスペンスな要素について玉城は、「暗号とか“なぞなぞ”を見るとなんだかワクワクしますよね(笑)」と振り返り、ブルースが自宅のペントハウスで謎を解明しようとするシーンが印象に残っているという。
「(ブルースが)上半身裸で謎解きしている姿とか、めちゃくちゃかっこよくて、『ありがとうございます!』って感じで好きでした。『ジョーカー』を観た時も思ったのですが、背中の筋肉をなめるように映したバックショットが多かったですね」。
「裏切られることのない信頼で成り立っている関係がいい」
バットマンおよびブルースがブレないのは、彼を支えてくれる人たちのおかげといえるだろう。例えば、アンディ・サーキス演じるアルフレッド・ペニーワースは両親を亡くしたブルースを献身的に支えている。玉城も「裏切られることのない信頼で成り立っている関係がいい」と2人の関係性を絶賛。また、ジェフリー・ライトが演じるゴッサム・シティの刑事、ジェームズ・ゴードンとバットマンが共に事件を解決していく際のコンビネーションに安心感を覚えたそうだ。
「バットマンにはちゃんと味方がいる。だから、過酷な状況でも悪に染まらずに済むんだなと思いました。同時に、本作で悪として描かれる人たちには味方になってくれる人がいなかったのだろうなとも感じて悲しくなりました…。いわゆる勧善懲悪なストーリーのような、『この悪を倒せてよかった』だけでは済まない、モヤモヤさせられる側面があり、わかりやすく善と悪を切り分けることができません。すごくいまの時代に合った作品だと感じます」。
「人生において忘れられない人に出会えることってほんの数回しかない」
キャラクター同士の関係性にフォーカスするなかで語らずにはいられないのが、ゾーイ・クラヴィッツ演じるキャットウーマン/セリーナ・カイルとバットマンの関係だ。バットマンの敵にも味方にもなるキャットウーマン。本作には、2人のラブロマンス的な要素も盛り込まれている。「2人の、恋愛以上に感じられる絆が美しい」と玉城は顔をほころばせた。
「ブルースとセリーナが夕日をバックにキスするシーンは本当にきれいでした。人生において忘れられない人に出会えることってほんの数回しかないと思います。ブルースとセリーナはお互いにとってそういう関係性なんだろうなって。それはわかりやすい恋愛感情以上に複雑で大切な感情だと思うんですよ。それこそ悪に染まりそうになった時に、踏みとどまらせる信頼関係のようなものを感じました。それは単なるラブストーリー以上にロマンチックですよね」。
1997年生まれ、沖縄県出身。「ミスiD2013」で初代グランプリに輝き、14歳で雑誌「ViVi」の最年少専属モデルになる。2014年にドラマ「ダークシステム 恋の王座決定戦」で女優デビューを果たし、数々の話題作に出演。おもな代表作は『貞子vs伽椰子』(16)、『Diner ダイナー』(19)、『惡の華』(19)、『地獄少女』(19)、『AI崩壊』(20)など。2022年2月にWOWOWで放送、配信された『アクターズ・ショート・フィルム2』では初めて監督・脚本に挑戦。現在、主演ドラマ「【ドラマ25】鉄オタ道子、2万キロ」が放送中。待機作に『ホリックxxxHOLiC』(4月29日公開)、『極主夫道 ザ・シネマ』(夏公開)、『グッバイ・クルエル・ワールド』(今秋公開)などがある。
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