水彩タッチのアニメーションが幻想的…岸井ゆきの×浜辺美波『やがて海へと届く』冒頭2分半映像が到着

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水彩タッチのアニメーションが幻想的…岸井ゆきの×浜辺美波『やがて海へと届く』冒頭2分半映像が到着

岸井ゆきのが主演を務め、浜辺美波が共演する『やがて海へと届く』(4月1日公開)。中川龍太郎監督がメガホンをとる同作より、映画冒頭2分半のアニメーションパート映像とイラストが到着した。

【写真を見る】浜辺美波が自由奔放で不思議な魅力を持つ“すみれ”に!
【写真を見る】浜辺美波が自由奔放で不思議な魅力を持つ“すみれ”に![c] 2022 映画「やがて海へと届く」製作委員会

本作は、「新しい星」が直木賞候補となった彩瀬まるによる同名小説を原作とする喪失と再生の物語。岸井が突然消息を絶った親友の死を受け入れられずにいる真奈、浜辺が自由奔放で不思議な魅力を持つ真奈の親友のすみれを演じる。

解禁されたアニメーションパートは、すみれの幻想的な世界を水彩タッチの繊細なアニメーションで表現したもの。映像化困難と言われた原作小説の世界観が描く“人の想い”と“命の循環”が印象的につづられる。また、あわせて映像の構成要素となるイラストも到着した。

アニメーションを手掛けたのは「王様ランキング」、『バブル』(5月13日公開)のWIT STUDIO。アニメーション監督は数多くの映画祭で評価された2019年制作の短編アートアニメーション「とつくにの少女」を監督した久保雄太郎と米谷聡美が担当した。

岸井ゆきの×浜辺美波の初共演作!
岸井ゆきの×浜辺美波の初共演作![c] 2022 映画「やがて海へと届く」製作委員会

岸井は「アニメがラストシーンに向かう橋渡しの役割をしていて、実写では伝えられないことをより観客の皆さんの心にダイレクトに届けられていると思います」とコメント。浜辺は「私にとってあのアニメーションがあったことは役を考える救いになりました」と語っている。

また、久保監督は「大切なものを想い、大切なものに気づかされながら、誰かの代わりに日記を書くように、あるいは記録をするように形を作っていきました」、そして米谷監督は「
儚く移ろい続け、とどまることを知らない水面の反射に、真奈とすみれを重ね合わせながら、あらゆるゆらぎに寄り添いたい一心でアニメーションに挑みました」と制作を振り返り、中川監督は「実写だけでは表現しきれなかった、ひとの痛みや孤独、祈り、希望といった無数の感情を流れるようなイマジネーションの連鎖とともに紡いでもらいました」とアニメーションパートの意図について明かしている。


実写映画とアニメーションが調和する『やがて海へと届く』。その仕上がりは直接映画館で確かめてほしい。

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