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吉岡里帆が笑顔を封印!『ハケンアニメ!』で魅せる“仕事一筋”の新境地

映画ニュース 2022/3/21 14:00

吉岡里帆が笑顔を封印!『ハケンアニメ!』で魅せる“仕事一筋”の新境地

直木賞作家の辻村深月の同名小説を原作に、日本のアニメ業界での成功したアニメの称号“ハケン(覇権)”を手にすべく奮闘する者たちの姿を描いた『ハケンアニメ!』(5月20日公開)。本作で主人公の斎藤瞳役を演じるのは、第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、映画やドラマ、CMにひっぱりだこの吉岡里帆。“天真爛漫”や“癒し系”の印象も強い吉岡が、これまでのイメージを一新する新境地に挑んだ本作での役柄に迫っていきたい。


【写真を見る】「いままでやってこなかった人物像や表現」吉岡里帆が演じた斎藤瞳はどんなキャラクター?
【写真を見る】「いままでやってこなかった人物像や表現」吉岡里帆が演じた斎藤瞳はどんなキャラクター?[c] 2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会

普段は表に出ることのないアニメ制作の裏側や、そこに生まれる熱いドラマを描きだした本作。地方公務員からアニメ業界に飛び込んだ28歳の斎藤瞳は、監督デビュー作で自身がこの業界を目指すきっかけとなった作品を生みだしたスター監督の王子千晴と覇権を争うことに。天才として名を馳せながらもスランプに陥り8年ぶりの監督復帰を果たす王子を前に、瞳はクセ者プロデューサーの行城や個性的な仲間とともに熾烈な闘いに身を投じていく。

化粧気のないメガネ姿に無造作なポニーテール、パーカーやデニムなど地味な出立で眉間にシワを寄せながら、寝る間も惜しんで作品作りに心血を注ぐ瞳。負けん気の強さも作品に対する熱意も人一倍。さらには20代の新人監督として実力を証明しようと意気込みながらも、いざ制作現場に出向くとうまく立ち回れないこともしばしば。それでも“良いアニメを作りたい”という想いを胸に、制作スタッフや声優たちと切磋琢磨しながら突き進んでいく瞳の姿は、夢や仕事、なにかに夢中に取り組んだ経験がある方ならば特に共感すること間違いなし。

寝る間も惜しんでアニメ作りに心血を注ぐ主人公・斎藤瞳を好演
寝る間も惜しんでアニメ作りに心血を注ぐ主人公・斎藤瞳を好演[c] 2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会

「ゆとりですがなにか」や「カルテット」で注目を集め、近年も「レンアイ漫画家」では“ダメ男ホイホイ”なヒロイン役。『泣く子はいねぇが』(20)では子どもじみた夫に限界を感じる妻を演じ、現在放送中の「しずかちゃんとパパ」ではろう者の父を支えるコーダの娘を演じるなど、さまざまな役柄を演じ抜いてきた吉岡。本作では持ち前の明るく元気な笑顔を封印し、いわゆる“愛されキャラ”とは異なる役柄に挑戦。無愛想で不器用、でもどこか応援したくなる主人公を魅力的に体現していく。

「吉野(耕平)監督が求める瞳は、私がいままでやってこなかったような人物像や表現でした。今作を通して俳優として次のステップに挑戦できたように感じうれしかったです」と、これまで演じてきたどの役柄とも異なる斎藤瞳というキャラクターについて語る吉岡。「同世代としては、どんなに努力しても思うように成果が出ない、上手くいかないという苦しみもわかるので、そういうことあるよねと労をねぎらい合いたいです」と、自ら瞳という役柄に共感しながら演じ切ったようだ。

『ハケンアニメ!』は5月20日(金)公開
『ハケンアニメ!』は5月20日(金)公開[c] 2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会

そんな吉岡に対し、吉野監督も「胃の痛くなるようなヒリヒリ感をどこまで出せるか挑戦してもらいました」とコメント。女優としての新境地を切り拓いた吉岡が演じる瞳は、“ハケン(覇権)”の称号を手にすることができるのか。吉岡の好演に注目しながら、その胸熱必至のストーリーを味わってほしい。

文/久保田 和馬

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