『SING/シング:ネクストステージ』声優キャストにMOVIE WALKER PRESS特派員が直撃取材!舞台裏を覗いたスペシャルな1日を追った
初参戦のアイナ・ジ・エンドを直撃「アイナさんの役に対する愛、情熱を感じた」
バスターのショーに参加する新キャラクターで、社長令嬢のせいか甘やかされて育ったオオカミのポーシャ役に抜擢されたのがアイナ・ジ・エンドだ。彼女を直撃したのは、大の映画好きである関山さん親子。本シリーズも大好きだそうで、「悲しい出来事が起きても、仲間と協力して『なんとかなる!』といった前向きな気持ちでハッピーに劇場をあとにできる点がとても好きです」と楽しんでおり、「アイナさんやジェシーさん、稲葉(浩志)さんなど新キャストの皆さんがどんな刺激を本作に与えるのか、とても気になっています!」と続編の公開を待ち望んでいたという。
「声のお仕事をやらせていただくのが初めてだったので、緊張するかなと思っていたんです。でもスタッフの方々に熱心に指導していただき、『身を委ねよう』と思うことができました。本当にとても楽しい経験になりました」と本作で得たものは限りないという。関山さんが「ポーシャ役に決まり、清掃員(BiSHファンの呼称)の皆さんや、『SING/シング』ファンの方々の反応に触れることはありましたか?」と問いかけると、アイナは「SNSでも祝福の言葉をたくさんかけていただいて、すごくうれしかったです」としみじみと語る。
新キャラクターだからこそ「ポーシャの見どころ」も気になるところで、アイナは「ポーシャはお金持ちの家で育った令嬢で、わがままな子。でもそれは心が子どものように素直だからこそ、すべての感情を表現してしまうだけであって、実のところ悪いヤツじゃないと思うんです。最後まで観ていただけたら、『悪いヤツじゃないぞ』とわかっていただけると思うので、ぜひそんな姿も見てほしいです」とポーシャがかわいくて仕方ないといった様子だ。
続けて関山さんは「オリジナル版を観たうえで、どのように役作りをしていったのでしょうか?」と質問。アイナは「(オリジナル版のポーシャ役)ホールジーさんはとてもハスキーな声をしているんですが、そのなかにチャーミング性や少女性もあって。そういった愛嬌がポーシャのキャラクターだと思ったので、ホールジーさんのチャーミングなところを取り入れる練習をしました」と新境地に挑んだことを明かしつつ、「私は英語が話せないので、オリジナル版を観る時には、まず英語が耳に入ってきて、日本語の字幕を読み取って、情報を受け取るという作業をしながら、映画を観ています。吹替版だとパッと歌や情報が頭に入ってくるので、安心感がありました。MISIAさんとジェシーさんのセクシーな歌声や、内村さんのホッとするような声を聴いたりすることで、目の前でそのシーンが繰り広げられているように感じながら観ていました」と吹替版の魅力を吐露。
続けて、「私は気分の浮き沈みを必死にコントロールしながら生活しているようなところがあるんですが、前作の『SING/シング』を観た時に自然とポジティブな方向へと気持ちが浄化されていって。暗い感情を歌にできる時もあるので、もちろんそういった感情もとても大切なものだと思っていますが、どうしてもツライ、悲しいという時に、本シリーズを観れば一気に元気になれると思うことができました。そういった作品に参加できてとてもうれしいなと感じています」と大切な出会いを果たせたことに、輝くような笑顔を見せていた。
取材を終えた関山さんは、「貴重なインタビューができ、すごく光栄でした。初参戦となったアイナさんですが、役に対する愛や情熱が感じられ、取材をしていてたくさんのことを考えさせられました。ぜひアイナさんのインタビューで感じたすべてを劇場で発散させ、映画を満喫したいです」とアイナの情熱に心を打たれ、同行した関山さんのお母さんも「ポーシャのように元気ハツラツと明るい印象が際立っていました。目の前にアイナさんがいてとても緊張しましたが、リラックスできるようにお話してくださり、とても楽しいひと時でした」と感激しきり。彼らが親子だと知ったアイナが「親子でいらしてくれたんですか!うれしい」と喜びながら、2人の緊張をほぐしていたのも印象的だ。