『SING/シング:ネクストステージ』声優キャストにMOVIE WALKER PRESS特派員が直撃取材!舞台裏を覗いたスペシャルな1日を追った
大橋卓弥の意外な素顔に迫る!「大橋さんの優しい笑顔に癒やされました」
舞台挨拶後には、さっそく取材現場へと移動。前作に引き続き、ニュー・ムーン劇場のメンバーで、繊細な歌声が魅力的なゴリラのジョニーを演じたのがスキマスイッチの大橋。彼にインタビューする権利を得たのはスキマスイッチの10年来のファンだという友人同士の20代、川村さんと渡邊さんだ。川村さんは「大橋さんもジョニーと同じく常に新しいことに挑戦して、私たちファンにその姿を見せてくれるところが最大の魅力だと思います」と大橋のチャレンジ精神にいつも元気をもらっているそうで、渡邊さんは「大橋さんの心のこもった歌詞と甘い歌声」に惹かれているという。
憧れのスターに取材するとあって、2人とも緊張の面持ちを見せつつも「よろしくお願いします!」と大橋にしっかりと挨拶し、インタビューがスタート。
「前作に引き続きジョニー役を演じることになった感想と、ジョニー役への思い入れを教えてください」と尋ねた川村さんに、大橋は「お話をいただいた時は、ホッとしたというのが一番の感想です」とにっこり。「前作に携わらせていただくまで、僕はお芝居もやったことがなければ、声優をやったこともありませんでした。続編が出るという発表があった時には『ジョニーは出るのかな、もし出たとして、声優がほかの人に変わっていたらどうしよう…』と思ったりもして(笑)。今回も参加することができてホッとしましたし、とてもうれしかったです」と目尻を下げた。
渡邊さんは、本作で好きなシーンについて質問。大橋は「オープニングからものすごくいいんですよ!最高の音楽から始まり、それぞれの登場人物の新しい挑戦が描かれていきます」と興奮気味に語り、ジョニーについては「今回、新しいチャレンジとしてダンスに挑みます。まったく踊れなかったジョニーが成長して、クライマックスでその成果を披露するシーンがあるんですが、僕は自分が演じた役とはいえ、そこで『ジョニー、頑張ったね!』とグッと来てしまって。その感動は皆さんにも味わっていただけると思います」と愛情を傾ける。
ダンスが苦手なジョニーだが、大橋自身は「人前に立つことがそんなに得意ではない」のだとか。甘い歌声でファンの心をつかみながらも、「歌だって、まだまだ自分の思い描いているものには届かないですし、だからこそ僕は歌い続けているんだと思います」と胸の内を明かした大橋。「人前に立つことも得意ではないし、こう見えて意外と人見知りなんですよ(笑)。もういい大人なので、あまりそういった一面は出さないようにと頑張っているんですが、実はいまでも緊張してしまいます。こう考えてみると、本質的には自分の苦手なものにずっと挑み続けているんですよね」と語る。
すると川村さんは「ライブ前に緊張された場合の克服法はありますか?」と投げかけ、これには大橋が「ライブ前も緊張します!」と告白。さらに「何度もステージに立たせていただいているので、その場に上がるまでの自分なりのルーティンを決めたりもしているんですが、いま一番しっくりきているなと思う方法があって」と口火を切り、「僕たちのコンサートでは、お客さんの前に登場するまでの導入部分としてオープニング映像が流れたりすることが多いんですが、その映像が流れている時間に僕は舞台袖にはいないんです。『もう少しで始まります』と言われるくらいまでのタイミングまで、楽屋にいます。そこで『よし、行こう!』と意を決してステージに上がるようにすると、あまり緊張を考える暇もなく、『もう歌うしかない』という気持ちになれる。そうやって勢いをつけるようにしています」とライブの裏側についてのエピソードを披露。そんな大橋にとって、苦手なことに立ち向かっていくジョニーから力をもらったことも多かったという。
インタビューを終えた川村さんは「とても緊張しましたが、大橋さんの優しい笑顔に癒やされました」と感激しきりで、「映画の見どころ、ジョニー役のことやコンサートの裏話など貴重なお話を聞けて本当にうれしかったです」とコメント。渡邊さんも「大橋さんがすごく気さくにお話をしてくださってとてもうれしかったです。普段聞けないようなお話もたくさん聞けて、とても貴重な経験でした。すごく楽しかったです!」と声を弾ませていた。
取材終了後にさっそく本作を鑑賞した川村さんは「成長していくジョニーに感動し、私自身も勇気をもらえました」、渡邊さんは「前作に比べ、キャラクターも歌もすべてがパワーアップしていてとてもおもしろかったです。特に最後のステージシーンはそれぞれのキャラクターが悩みを克服して、より大きな舞台で伸び伸びとパフォーマンスする姿が印象的で圧巻でした」と感動を語りながら、映画館での鑑賞をオススメしていた。