AnimeJapan2022、3年ぶりリアル開催が実現!「呪術廻戦」「名探偵コナン」『すずめの戸締まり』…各ブースにファンにぎわう
世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2022」が3月26日に東京ビッグサイトで開幕。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2020年は中止、2021年はオンライン開催となり、リアルでの開催は2019年以来、約3年ぶりのこと。各社ブースではゲストを招いてイベントが行われたほか、人気作品の最新映像やグッズ、フォトスポットがお目見えし、アニメファンを喜ばせた。
「AnimeJapan 2022」はテーマを“アフレコスタジオで出す「キュー!」”と決め、新たなスタートを切る気持ちで開催された。コミックス・ウェーブ・フィルムのブースでは、『君の名は。』(16)、『天気の子』(19)に続く新海誠監督の3年ぶりとなる最新作『すずめの戸締まり』の特別展示を実施。本作は日本各地の廃墟を舞台に災いの元となる“扉”を閉めていく少女、すずめの解放と成長を描くロードムービーで、2022年秋に公開が予定されている。
ブースには空と水、廃墟のなかにたたずむ扉の巨大スタンディが設置されたほか、新海監督のサインや「この2年間、すずめと一緒に遠くまで旅をし続けているような気持ちでいます。彼女があるべき場所へと辿り着けるように、またその旅が多くの観客に共に楽しんでいただけるものになるように、スタッフ一同奮闘しています」というメッセージも到着。スタジオにエールを送る寄せ書きコーナーも用意されていた。
『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』(4月15日公開)など劇場版の公開も待ち望まれる作品群の紹介が楽しめるのが、TOHO animationのブース。ハロウィンで賑わう渋谷ヒカリエで執り行われている結婚式から展開する事件が描かれ、降谷零、松田陣平、諸伏景光、萩原研二、伊達航ら「警察学校組」の同期が集結する本作だが、ブース内には結婚式スタイルをしたキャラクターのスタンディが登場。
『劇場版 呪術廻戦 0』が大ヒットを果たしている「呪術廻戦」のコーナーには、劇場版の名シーンのスチールが並び、アニメ第1期1クールのエンディングテーマ「ALI – LOST IN PARADISE feat. AKLO」で主人公の虎杖悠仁が披露していたポーズをみんなで揃って決めたスペシャルなスタンディも。こちらにも寄せ書きコーナーが設けられ、ファンが熱いメッセージを残していた。
アニプレックス特設ブースでは、アニプレックスの最新PVやCMをモニターにて放映。テレビアニメ「鬼滅の刃」のコーナーでは先日テレビアニメの放送が決定した「刀鍛冶の里編」の巨大ポスターが今後の展開をワクワクとさせつつ、フォトスポットでは炭治郎が背負う“禰豆子の箱”がファンをお出迎え!箱に入って、炭治郎&禰豆子と一緒に写真撮影できるチャンスとあって、多くの人が笑顔でフォトスポットを訪れていた。
さらに古川日出男原作の「平家物語 犬王の巻」を湯浅政明監督が長編アニメとして映画化した『犬王』(5月28日公開)のコーナーでは、台本や犬王のお面もお披露目。松本大洋がキャラクター原案、野木亜紀子が脚本を手掛けるミュージカルアニメに期待が高まる。
取材・文/成田おり枝
※禰豆子の「禰」は「ネ+爾」が正式表記