懐かしいブラウン管テレビ風!草なぎ剛ら共演の青春映画『サバカン SABAKAN』ティザービジュアル解禁
第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞ほかを受賞した『ミッドナイトスワン』(20)や『クソ野郎と美しき世界』(18)を手掛けてきたCULENによる新作映画『サバカンSABAKAN』のティザービジュアルが解禁。また、8月19日(金)から全国公開されることが決定した。
本作は、子どもたちのみずみずしいひと夏を描きだす青春映画。舞台は1986年の長崎で、イルカを見るための冒険に出かけた2人の少年たちの友情を軸に、それぞれの家族との愛情の日々を綴っていく。1980年代ならではの貧しさのなかにある人の温かさや優しさを紡ぎだす作品で、すべての大人たちの魂を揺さぶりつつも「あの頃の僕たちに背中を押される」といった物語になっている。
子役の番家一路が主演を務めるほか、同じく子役の原田琥之佑が共演。さらに、尾野真千子、竹原ピストル、貫地谷しほり、草なぎ剛といった実力派俳優が脇を固める。また、監督、脚本は、TBSドラマ「半沢直樹」(20)などをはじめ、主にテレビや舞台の脚本や演出を手掛けてきた俊英の金沢知樹が担当。脚本は萩森淳との共同脚本で、金沢にとっては映画監督デビュー作となる。
本日解禁となったティザービジュアルは、昭和のブラウン管テレビをイメージしたもので、個性とユーモアにあふれたキャラクターたちの表情は、どこか懐かしいながらも、楽しさが漂ったものになっている。キャッチコピーは「ここは80年代。青春の、少し前の、せいしゅん」とあり、80年代の青春時代へと誘う雰囲気が、全面に押しだされている。
撮影は2021年8月から9月にかけて、風光明媚な長崎県を中心に撮影が行われた。新鋭監督と演技派俳優陣による素晴らしいアンサンブルにより、どんな青春映画に仕上がっているのか、いまから大いに期待したい。
文/山崎伸子
※草なぎ剛の「なぎ」は弓へんに前の旧字体、その下に刀が正式表記