第64回グラミー賞、ワーストドレッサーはアカデミー賞に続き“あの人”!?
現地時間の3日、第64回グラミー賞授賞式がラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで開催された。
ロシアのウクライナ侵攻が凄惨さを増すなかで、英国アカデミー賞授賞式のように、“地味目に“といったドレスコードのお達しはなかったようだが、恒例の露出過剰な、過激で奇抜な装いが少なかった模様。多様性を求められる時代とあって、昨今では、とりわけワーストドレスをピックアップするメディアが激減しているが、あえて「Daily Mail」や「Global News Canada」などが選んだワーストドレッサーを紹介。
まずは、先月行われたアカデミー賞でも、黒いフリルが幾重にもなった、グッチのオフショルダーのラッフルドレスがワーストに挙げられることが多かったビリー・アイリッシュ。イメチェンをはかり、以前にくらべスカートの装いが多くなったが、サングラスに膝上丈スカートとアンクルブーツの上から、リック・オウエンスの、裾がアシンメトリックなオーバーサイズのブレザーケープドレスを羽織った、オールブラックの装いがワーストに選ばれた。
とはいえ、新世代のファッションとして評価する声もあるうえに、現地時間3月25日に亡くなったフー・ファイターズのドラマー、テイラー・ホーキンスの顔がプリントされた黒いTシャツを着て、自身の楽曲「Happier Than Ever」を熱唱したことが話題をさらっている。
さらに『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌「No Time To Die」で、アカデミー賞歌曲賞を受賞しているアイリッシュは、オスカードレスをワーストに選んだTikTokユーザーの動画に反撃しており、今回もメディアやSNSに対してどのような反撃を仕掛けてくるのか楽しみだ。
ほかには、キャリー・アンダーウッドがまとった、ドルチェ&ガッバーナのワンショルダーの橙色のお姫様ドレス、H.E.R.の70年代にインスパイアされた、Dundasのディスコチックな黄色とオレンジのジャンプスーツとサングラスの装い。高評価するメディアもあった、ジャスティン・ビーバーのグレーのオーバーサイズスーツにマゼンタピンクのニット帽や、アヴリル・ラヴィーンのMOI MOI Parisの黒いドレス、タイラ・パークスの着ぐるみのようなグリーンの恐竜スーツ、ヨラのX-MENのウルヴァリン風の爪を付けた、紫のラッフルボールガウンなどが選ばれている。
文/JUNKO