窪田正孝が激白!異色作『ラストコップ』は撮影もハチャメチャ!?
スペシャルドラマから始まり、Hulu版、連続ドラマ版を経て、映画化された『ラストコップ THE MOVIE』(5月3日公開)。「ジェットコースターみたいな作品なんですけど、撮影自体もまさにジェットコースターみたいでした」と、足掛け2年に及ぶ撮影を懐かしそうに振り返った窪田正孝。
Huluのオリジナルドラマ第1弾として製作された「THE LAST COP/ラストコップ」はギャグ、アクション、恋愛と何でもありのハチャメチャな異色作。連続ドラマ版の最終回では一部を生放送にするなど、これまでにない画期的な試みも大きな話題を集めた。
「この作品はHulu製作なので、地上波に比べて規制が少ないんです。演じる側もそれをわかっているので、みんなアドリブで下ネタを入れようとする…(笑)。台本のセリフを言い終わっても、『誰かが何かやってくれるだろう』みたいな監督からのプレッシャーがあって、なかなかカットがかからない。最終的に収拾がつかなくなって、カットがかかるんですけど、その瞬間にみんなで爆笑するという感じでした」。
劇中では、唐沢寿明演じる主人公・京極浩介の相棒である若手刑事の望月亮太を演じた窪田。2年間という撮影期間を経て、キャラクターにも大きな変化があったそうだ。
「もともと亮太は草食系でパソコンオタク。その設定がいつの間にかト書きから消えて、戦える男になっていったんです。僕自身『何があったんだろう…』って心配してしまうくらい(笑)。でも、それは京極さんがいたからこそ起きた変化。京極さんの生死に関わる危機も描かれる今回の映画は、亮太が一人前の刑事になれるのか?という成長の行方にも注目してほしいですね」。
唐沢との共演を通し、窪田自身にも成長を感じる部分があったという。「お芝居って単独で役づくりしている方が楽なんです。他の役者さんが入ってくると、一緒に作り上げるプロセスが入るので難しくなるんです。でも、唐沢さんとバディを組み、2人で役づくりをする経験をして、結果的に相方というポジション、演じられる役の幅を広げることができたので良かったです」。
今回の映画版で大団円を迎える「ラストコップ」シリーズ。最後にあえて、シリーズの“今後”について尋ねてみると意欲に満ちた答えが返ってきた。「先のことは僕にもわからないんですけど、20年後とかに、またみんなで集まって亮太のスピンオフをやるのもおもしろいんじゃないでしょうか」。【取材・文/トライワークス】