阿部サダヲ、「爪が顔に…」とサイコ発言!岡田健史は長髪姿で登場
櫛木理宇の長編サスペンス小説を原作にした映画『死刑にいたる病』の公開記念舞台挨拶が5月7日に都内で行われ、主演の阿部サダヲ、岡田健史、共演の岩田剛典、白石和彌監督が登壇。「左手薬指の爪が天海祐希に見える」という阿部の謎トークが炸裂した。
連続殺人鬼の榛村大和(阿部)から、一件の冤罪証明を託された大学生の筧井雅也(岡田)の身に降りかかる恐怖を描く本作。タイトルにちなんで病的にハマっていることを発表する企画では、岡田が「料理」、岩田が「ベランピング」と一般的に理解できる趣味を明かすなかで、阿部は「爪が顔」と謎の告白をした。
その詳細を聞かれた阿部は「最近、自分の爪を見ていると顔に見えてくる。なかでも左手薬指の爪が天海祐希さんに見えてくる。そこまで至っている」と明かし、隣にいる岡田に自らの左手薬指の爪を見せた。しかし当然岡田からは賛同を得られるわけもなく、阿部は一人で自分の左手薬指の爪に「ね、天海さん…」と優しく呼びかけ、役柄さながらのサイコな雰囲気を醸しだしていた。
長髪で顔が半分隠れた謎の男を熱演した岩田は「今日はロン毛から一転して、バッサリと髪の毛を切りました!」と笑わせつつ、「映画を観た方からは、エンドロールを見て“あれ?岩田いたの?”と言われているらしいです」と報告。役どころについては「これほどまでに挑発的な役は自分としても初チャレンジ」と新境地開拓を口にしながら「長髪にすると母親に似ていると思った。僕は母親似なので長髪にすると面影がある。なんだか…目覚めてしまいそうです」と饒舌だった。
一方、公開後の反響について阿部は「おもしろかった、もう一度見たいという声もありながら、ポップコーンが途中で食べられなくなったという声もありました」と恐怖度に自信。大和から冤罪を証明してほしいと依頼される筧井役の岡田は「僕自身の思いやクオリティを含めて、自分の芝居をおもしろいと思えたというか…。若い世代の方々に見てほしいと思える作品になりました」と胸を張り、「いままでにないくらい褒められています!」と周囲からの高評価に喜色満面だった。
取材・文/石井 隼人