主人公は誰と結ばれる?映画『五等分の花嫁』、五つ子ヒロインの“五人五色”な魅力を徹底解剖!

コラム

主人公は誰と結ばれる?映画『五等分の花嫁』、五つ子ヒロインの“五人五色”な魅力を徹底解剖!

累計発行部数1600万部突破、「週刊少年マガジン」で連載された春場ねぎによるコミック「五等分の花嫁」。2019年に1期、2021年に2期が放送されたテレビアニメシリーズは高い人気を博し、そのシリーズの完結作となる映画『五等分の花嫁』が5月20日より公開中だ。

本作は、落第寸前の五つ子を無事卒業させるために家庭教師となった主人公が奮闘するラブコメディ。今回は映画の公開に際し、個性豊かなヒロインの五つ子たちを一人一人の推しエピソードと共にご紹介。本作を5倍、いや、50倍、500倍楽しむため、主人公が誰と結ばれるかぜひ一緒に考えてみてほしい。

「五等分の花嫁」ってどんな作品?

【写真を見る】風太郎を巡りぶつかり合う5人。しかし、やはり五つ子の絆も確かなもの!(「五等分の花嫁∬」)
【写真を見る】風太郎を巡りぶつかり合う5人。しかし、やはり五つ子の絆も確かなもの!(「五等分の花嫁∬」)[c]春場ねぎ・講談社/「五等分の花嫁∬」製作委員会

成績優秀だが貧乏生活を送っている高校2年生の上杉風太郎(声:松岡禎丞)は、借金返済のために「お金持ちの娘の家庭教師」というアルバイトを引き受けることになる。そのアルバイトの内容は、風太郎のクラスに転校してきた中野五月(声:水瀬いのり)を含む“落第寸前の成績である五つ子”、一花(声:花澤香菜)、二乃(声:竹達彩奈)、三玖(声:伊藤美来)、四葉(声:佐倉綾音)に勉強を教え、誰一人欠けることなく全員を卒業させるというものだった。

テレビアニメ1期では、そんな五つ子たちとの出会いから、絆を深めていく様子が描かれる。落第寸前であるにもかかわらず勉強する姿勢を見せず、風太郎に対してもあまりいい顔をしない四葉を除く4人。しかし、夏祭りや中間試験、林間学校など様々なイベントを通して徐々に信頼関係を築いていった。

テレビアニメ2期では、風太郎の取り繕うことのない真っ直ぐな優しさに、五つ子たち一人一人が惹かれていく様子が映しだされていく。風太郎の初恋の相手である“写真の子、零奈”の存在も明らかになったり、それぞれに様々なトラブルが発生したりと波乱が巻き起こるなか、期末試験では赤点を免れた五つ子たち。無事に高校3年生に進級した五つ子たちは、なんと全員が風太郎と同じクラスに。風太郎への感情を自覚していく五つ子たちは、修学旅行で恋の火花を散らすのであった。

一花…お姉さん属性だけど、五つ子イチ“人間らしい”

長女の一花。落ち着いた性格だが、意外な行動に出ることも(映画『五等分の花嫁』)
長女の一花。落ち着いた性格だが、意外な行動に出ることも(映画『五等分の花嫁』)[c]春場ねぎ・講談社/映画「五等分の花嫁」製作委員会

五つ子の長女である一花。見た目はショートヘアにピアスが特徴的で大人っぽさを感じる。ボディタッチが多かったり寝る時は裸だったりと、5人のなかで一番セクシーなキャラクターだ。テレビアニメシリーズ1期4話「今日はお休み」では壁ドン、5話「全員で五等分」ではハグをするなど積極的な行動に、風太郎を思わずドキッとさせる場面が多くあった。

そして、駆け出しの女優として夢を追う姿も印象的だ。「全員で五等分」では風太郎へ自分の夢を打ち明け、笑顔でオーディションへ向かおうとする一花。そんな一花を風太郎は引き止め「その作り笑いをやめろ」と指摘。余裕があるフリをして、実は一花が緊張で震えていたことを見抜いていたのだ。このアドバイスが功を奏し、無事にオーディションへ合格。同時に風太郎への気持ちにも気づく。風太郎にドキドキしている一花の表情は、それまでのクールさやセクシーさはなりを潜め、かわいさ全開!

したたかに風太郎をねらう一花。映画ではどんな立ち回りを見せるのか?(「五等分の花嫁∬」)
したたかに風太郎をねらう一花。映画ではどんな立ち回りを見せるのか?(「五等分の花嫁∬」)[c]春場ねぎ・講談社/「五等分の花嫁∬」製作委員会

また、長女としての自覚から常に姉妹のことを気にかけ、なにかと一歩引き気味なところもある。最初は風太郎への好意も一歩引いているのだが、2期では四葉のあと押しで気持ちが爆発。11話「シスターズウォー 前半戦」では、同じく風太郎へ好意を持つ三玖の邪魔をするというしたたかな一面を覗かせた。完璧そうに見えて、部屋の片づけができなかったりドジだったり狡猾だったりする、そんな人間らしさが一花の魅力と言えるだろう。

二乃…五つ子想いなツンデレ属性

“ザ・ツンデレ”な次女、二乃。しかし、想いに気づけば誰よりも積極的(映画『五等分の花嫁』)
“ザ・ツンデレ”な次女、二乃。しかし、想いに気づけば誰よりも積極的(映画『五等分の花嫁』)[c]春場ねぎ・講談社/映画「五等分の花嫁」製作委員会

五つ子の次女、二乃は、黒いリボンで結ったツーサイドアップが特徴だ。料理が得意で家庭的、かつオシャレが好き。姉妹のなかで一番女子力が高い。1期3話「問題は山積み」では、風太郎に料理の腕前を披露するシーンもあった。


しかし、性格は勝気でヒステリック。最初は風太郎を敵視し五つ子のなかで一番突っかかる。しかし、その行動の真意は姉妹を守るためだった。姉妹が大切なあまり衝突することも多々あり、その際は人一倍傷ついてしまう繊細さを持ち合わせている。そんな二乃の様子に風太郎も絆されているよう。ぜひ1期3話「問題は山積み」、4話「今日はお休み」、5話「全員で五等分」で明かされる二乃の家族想いな一面に触れてほしい。特に、花火大会で五つ子たちのために奮闘した風太郎に対して「あんたに一言言わなきゃ気がすまないわ。お・つ・か・れ!」と言うシーンは、二乃のツンデレを感じられる。

当初は風太郎を毛嫌いしていたが、一転、誰よりも真っ直ぐに想いをぶつけていく姿にキュン…(「五等分の花嫁∬」)
当初は風太郎を毛嫌いしていたが、一転、誰よりも真っ直ぐに想いをぶつけていく姿にキュン…(「五等分の花嫁∬」)[c]春場ねぎ・講談社/「五等分の花嫁∬」製作委員会

また、風太郎の五つ子想いな行動に胸打たれ、“一人の異性”として強く意識するようになる。2期7話「攻略開始」では風太郎に対する好意を自覚し、「好きよ」と素直に想いを打ち明けた。「上杉」呼びから「フー君」呼びに変化したり姉妹のなかで一番積極的にアプローチしたりと、フラグクラッシャーな風太郎をアタフタさせるほど、ツンの要素はどこへやら。好きな相手にはとにかくデレまくる二乃のかわいさに魅了させられる。

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