『シン・ウルトラマン』が2022年邦画実写No. 1の大ヒットスタート!“禍特対”メンバーの記念写真も公開
5月14日と5月15日の週末映画動員ランキングが発表となり、庵野秀明企画・脚本&樋口真嗣監督の『シン・ウルトラマン』が、2022年の邦画実写映画No. 1のスタートを飾った。
『シン・ウルトラマン』が『シン・ゴジラ』超えの大ヒットスタート!
昨年でテレビ放送開始から55周年の節目を迎えた、日本を代表するSF特撮ヒーロー「ウルトラマン」。その世界観を、現代社会に置き換えて新たに映画化した『シン・ウルトラマン』が土日2日間で観客動員数45万人、興行収入7億300万円を記録し、見事に初登場1位を獲得。
公開初日からの3日間の累計では動員64万1802人、興収は9億9341万円。これは同じく庵野と樋口監督がタッグを組み、2016年に興行収入82.5億円を記録した『シン・ゴジラ』との比較で動員113.5%、興収117.2%となる好成績。
この大ヒットスタートを祝し、劇中で“禍特対”のメンバーを演じる斎藤工、長澤まさみ、西島秀俊、有岡大貴、早見あかりの5人による記念写真も公開された。1966年に放送された初代「ウルトラマン」に登場する“科特隊”の写真をオマージュした構図となっている。
『流浪の月』『バブル』新作2本がランクイン!
ほかに新作では、2020年に本屋大賞を受賞した凪良ゆうのベストセラー小説を、『悪人』(10)や『怒り』(16)の李相日監督が広瀬すずと松坂桃李を主演に迎えて映画化した『流浪の月』が5位に初登場。横浜流星や多部未華子ら実力派キャストが共演し、15年前に起きた誘拐事件の“加害者”と“被害女児”の再会が描かれる。
また9位には「進撃の巨人」の荒木哲郎監督とWIT STUDIOが再タッグを組み、重力が壊れた東京で出会う少年少女の物語を描いたオリジナル長編アニメーション『バブル』がランクインした。
先週まで4週連続で1位だった『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』は、土日2日間で動員20万7000人、興収3億円をあげ2位に後退。累計動員は541万人、興収は75億円を突破しており、昨年の『名探偵コナン 緋色の弾丸』(21)まで、あと約1億円に迫っている。そして3位には土日2日間で動員11万人、興収1億8200万円をあげた『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』がランクイン。累計では動員107万人、興収16億円を突破している。
今週末からは、実写版『鋼の錬金術師』(17)の続編にして完結編2部作の前編となる『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』、辻村深月の小説を吉岡里帆や中村倫也ら豪華キャストの共演で映画化した『ハケンアニメ!』、春場ねぎの人気コミックを原作にしたアニメの劇場版『映画「五等分の花嫁」』が公開。いずれも次週の動員ランキング入りが期待される。
文/久保田 和馬
1位『シン・ウルトラマン』
2位『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』
3位『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』
4位『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』
5位『流浪の月』
6位『死刑にいたる病』
7位『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』
8位『劇場版 ラジエーションハウス』
9位『バブル』
10位『劇場版Free! the Final Stroke 後編』