ついに羊ではない“なにか”が姿を現す…『LAMB/ラム』日本版予告編&ポスタービジュアル解禁
「A24」が北米配給権を獲得し、『プロメテウス』(12)、「ミレニアム」シリーズで知られるノオミ・ラパスが主演と製作総指揮を務める映画『LAMB/ラム』の日本公開日が9月23日(金・祝)に決定。“ひつじの日”の本日、本作の日本版予告編&ポスタービジュアルが解禁となり、あわせてムビチケ前売券(カード)の発売情報が発表された。
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16)で特殊効果を担当したヴァルディミール・ヨハンソン監督が、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(00)の歌劇脚本や『ライトハウス』(19)を手掛けるロバート・エガース監督の新作『The Northman』でも脚本を手掛けるショーンと共同で脚本を執筆した本作。アイスランドの人里離れた田舎で暮らす羊飼いの夫婦が、羊から産まれた“羊ではないなにか”を育てていく禁断のネイチャー・スリラーとなっている。
このたび解禁された日本版予告編では、ついに、妻マリア(ラパス)が大事そうに見守る“なにか”が正体を現し、映像は不気味な展開へ。夫婦はその“なにか”を「アダ」と名付け、大切に育てる決心をしたことが見て取れるが、猟銃を構えるマリアや死体となった羊の姿など、恐ろしい映像の数々が次々と映しだされていく。さらに夫妻が「アダ!」と名前を叫ぶ声がアイスランドの大自然に響き渡り、より一層混沌とした異様な雰囲気のなか、ついにその“なにか”=アダの姿が垣間見える。予告の最後では「幸せの始まりよ」というマリアの言葉と獣の鳴き声が意味深に響き、衝撃的かつ不穏な気配が漂っている。
また、あわせて日本版ポスタービジュアルも解禁。マリアが大切にアダを抱きかかえる様子が絵画調に切り取られている。
さらに、今週6月10日(金)からムビチケ前売券(カード)の発売がスタート。ポスタービジュアルと同じくデザインで、「母なる自然の優しい風合い『LAMB/ラム』墨絵風てぬぐい」が購入特典としてついてくる。
この世のものとは思えないその存在は一体なぜ生まれてきたのか。本作の公開の公開を期待して待とう。
文/劉子伊