さかなクンが映画初出演で“怪しいおじさん”に!『さかなのこ』“リアル同級生”鈴木拓も恩師役に抜擢

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さかなクンが映画初出演で“怪しいおじさん”に!『さかなのこ』“リアル同級生”鈴木拓も恩師役に抜擢

『この世界の片隅に』(16)ののんを主演に迎え、『横道世之介』(13)や『子供はわかってあげない』(21)の沖田修一監督がメガホンをとった『さかなのこ』(9月1日公開)。その原作者で、主人公のモデルとなったさかなクンが本作に出演することが決定。さらにさかなクンの中学高校の同級生であるドランクドラゴンの鈴木拓が恩師“鈴木先生”役に抜擢されたことも発表され、2人の出演シーンを収録した本編映像も初解禁された。

【写真を見る】さかなクンのトレードマークであるハコフグの帽子を被ったのん
【写真を見る】さかなクンのトレードマークであるハコフグの帽子を被ったのん[c] 2022「さかなのこ」製作委員会

原作は、さかなクン初の自叙伝「さかなクンの一魚一会 〜まいにち夢中な人生!〜」。子どものころからお魚が大好きだったさかなクンが、たくさんの出会いを経て“さかなクン”になるまでを描いた原作を、劇作家や映画監督でもある前田司郎が、フィクションも織り交ぜながら、沖田監督とともにシナリオとして大胆にアレンジ。主演ののんは、天真爛漫で好きなことに一直線で、周囲の人間をもいつのまにか幸せにしていく主人公“ミー坊”役を、性別の垣根を越えて、エネルギッシュに演じている。

さかなクンが演じるのは、トレードマークであるハコフグ姿はそのままに、白衣の代わりにトレンチコートを羽織った“ギョギョおじさん”という謎の人物役。ギョギョおじさんは主人公“ミー坊”の将来を決定づけ、後々大事件を起こしてしまう超重要な役どころとなる。解禁された本編映像では、小学生のミー坊と幼馴染のヒヨの前に「ギョギョ〜?」と言いながら突然現れるという、怪しくもおちゃめなさかなクンの姿が。

さかなクンは、自叙伝の映画化、そして映画初出演について「映画化してくださると最初に伺った時は『ギョギョッ!?』とビックリしました。さらに“ギョギョおじさん”としてお招きいただけると聞いてまたビックリしまして、『夢のようだなぁ』と思いました!」と、さかなクン節全開でその喜びと驚きを表現した。

また、ドランクドラゴンの鈴木は、さかなクンの同級生で親友でもあり、実際にさかなクンを“ミー坊”と呼ぶ間柄。鈴木が演じる2人の恩師である“鈴木先生”は、学生時代の“ミー坊”を温かく支え、お魚博士への道を大きく開くきっかけを作ることになる。


“好き”を貫くミー坊と、彼女を見守る周囲の温かお人々が織りなす笑って泣ける映画『さかなのこ』。心優しい人々の物語をぜひ劇場でご覧いただきたい。

文/山崎伸子

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