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“SWあるある”満載の展開と、オビ=ワンのフォース回復っぷりにグッとくる「オビ=ワン・ケノービ」後半戦スタート!

コラム

“SWあるある”満載の展開と、オビ=ワンのフォース回復っぷりにグッとくる「オビ=ワン・ケノービ」後半戦スタート!

オビ=ワン、ダース・ベイダーに負けない存在感を放つ女性キャラたち

残忍さを増していくダース・ベイダー。オビ=ワンとの再びの対決は残り2話で実現するのか?(「オビ=ワン・ケノービ」)
残忍さを増していくダース・ベイダー。オビ=ワンとの再びの対決は残り2話で実現するのか?(「オビ=ワン・ケノービ」)[c]2022 Lucasfilm Ltd.

このエピソードで衝撃的だったのは、尋問官たちの要塞に隠された、ジェダイたちが眠る部屋だ。オビ=ワンは「ここは要塞ではなく墓場」と漏らすが、ジェダイ・マスターのテラ・シヌーベらしきキャラクターや、罪なきジェダイ協力者の市民も。容赦のないダース・ベイダーの残忍さが見て取れる。

オビ=ワンへの凄まじい執着を見せるサード・シスターことリーヴァ(「オビ=ワン・ケノービ」)
オビ=ワンへの凄まじい執着を見せるサード・シスターことリーヴァ(「オビ=ワン・ケノービ」)[c]2022 Lucasfilm Ltd.

そんなダース・ベイダーに引けを取らない残忍さとオビ=ワンへの執着心を持つ、尋問官のサード・シスターことリーヴァには、まだまだ疑問がいっぱいだ。なぜ彼女は番号だけでなく名前が付いた尋問官として登場しているのか?オビ=ワンを呼び寄せるために彼と親しいオーガナ議員の娘であるレイアの誘拐を勝手に企てたり、手柄を横取りされるまいと迷いなく上司(大尋問官)を殺したりと、野心むき出し&やや暴走気味な彼女のバックグランドも気になるところ(2話では出自を理由に大尋問官から虐げられるようなシーンも)。最近では、リーヴァ役を演じるモーゼス・イングラムに、多くの人種差別的なメッセージが届くという残念な事件も起きた。「私たちが言えることはただひとつ、“抵抗”です。『スター・ウォーズ』の銀河には2000万以上の種族が存在します。人種差別主義者になることを選択しないでください」と、「スター・ウォーズ」の公式アカウントが力強く反抗声明を出した。


サード・シスターことリーヴァを演じた、モーゼス・イングラムへの人種差別に声を挙げた「スター・ウォーズ」の公式Twitter
サード・シスターことリーヴァを演じた、モーゼス・イングラムへの人種差別に声を挙げた「スター・ウォーズ」の公式Twitter画像はStar Wars(@starwars)公式Twitterのスクリーンショット

10歳ながら聡明でドロイドにも優しく、強敵を前にしても物怖じしない、私たちの知る“レイアらしさ”を存分に発揮するレイアはこのうえなく魅力的だし、身を挺してオビ=ワンとレイアを助けるターラに(もともとオビ=ワンの恋愛対象になるはずだったが、主体的な女性像に脚本が変わったそう)、敵対するリーヴァも含め、強い意志を持った女性たちがこの物語を動かしているのは間違いない。あっという間に残り2話、加速度を上げる「オビ=ワン・ケノービ」の物語に期待が高まる!

自らクラスター銃を持って戦う、私たちの知るレイアを彷彿とさせるセリフがドラマにも(『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』)
自らクラスター銃を持って戦う、私たちの知るレイアを彷彿とさせるセリフがドラマにも(『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』)[c]2022 Lucasfilm Ltd.

「MOVIE WALKER PRESS」編集長による「オビ=ワン・ケノービ」4話レビュー
「MOVIE WALKER PRESS」編集長による「オビ=ワン・ケノービ」4話レビュー

文/下田桃子

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