ディズニープラス「スター」にて柳楽優弥出演「ガンニバル」ほか日本制作ドラマが独占配信!監督らコメントも到着
ディズニー公式動画配信サービスDisney+(ディズニープラス)の「スター」より日本発オリジナルドラマシリーズ3本の制作が開始。あわせて、監督、スタッフの特別コメントが到着した。
「スター」オリジナルは、各国のトップクリエイターや俳優たちと協働制作する、従来のディズニーのイメージに留まらないテーマやジャンルの映画、ドラマ、アニメーション作品のブランド。日本からは「すべて忘れてしまうから」、「シコふんじゃった!」、「ガンニバル」の3作品が制作される。
「すべて忘れてしまうから」は、『ボクたちはみんな大人になれなかった』(21)の原作者である燃え殻によるエッセイをドラマ化するもの。2015年に新藤兼人賞金賞を受賞し、『あの子は貴族』(21)を監督した岨手由貴子、『子供はわかってあげない』(21)の沖田修一、『ドライブ・マイ・カー』(21)でアカデミー賞脚色賞にノミネートされた大江崇允らが監督、脚本を担当する。
「シコふんじゃった!」は1992年に公開された映画『シコふんじゃった。』の30年ぶりの続編を描くドラマ。『シコふんじゃった。』で監督、脚本をつとめ、『Shall we ダンス?』(96)、『それでもボクはやってない』(07)などの作品を手がけた周防正行が総監督を務め、『カツベン!』(19)などの周防監督作品に携わった片島章三が監督を務める。
そして、今冬の独占配信が発表された「ガンニバル」は、二宮正明のサスペンスコミックを、『岬の兄妹』(18)、『さがす』(22)の片山慎三監督がドラマ化するもの。柳楽優弥が主演を務め、脚本に大江、プロデューサーに「闇金ウシジマくん」シリーズを手掛けた岩倉達哉、『ドライブ・マイ・カー』の山本晃久が名を連ねる。
「すべて忘れてしまうから」の岨手監督は「日常の悲喜交々という“ ”言葉にはおさまらないユニークでナイーブな原作の世界観を、連続ドラマシリーズという時間の連なりで描くことにとても興奮しています」と、沖田監督は「岨手監督が、燃え殻さんの原作を、自由な発想で脚本にしていて、その中で、2話分ではありますが、楽しく参加させていただきました」と、大江監督は「肩の力を抜いて、ゆったりとそれを堪能して頂きたい作品です。こんな時間の使い方っていいよなと思います」とそれぞれが思いを語った。
また、「シコふんじゃった!」の周防総監督は「『シコふんじゃった。』から30年、果たしていまどきの若者がどんな物語を紡ぐのか。きっと、思いっきり楽しくて、時にはせつない、面白いドラマになるだろう」と、片島監督は「光栄かつ責任の重さを感じています。映画同様コメディを基調に、いまどきの若者が地味で泥臭い世界に身を置く事での葛藤、特に今作は様々な新しい要素を盛り込みました」とコメントを寄せている。さらに「ガンニバル」の片山監督は「法を守る警察官と村の風習を守る者たちとの対立をそれぞれの立場から真摯に描きつつ、わかりやすい善悪ではない、常識を揺さぶるような作品に仕上げたいと思っています」と本作へ込める意気込みを語った。
本格始動した日本発の「スター」オリジナル作品はどのようなものになるのか?これまでのディズニーのイメージに留まらない、新たな魅力の詰まった作品に期待が高まる。
文/鈴木レイヤ