「ルパン三世 PART6」BOX I&IIをまとめて開封レビュー!重厚感あふれる外装や各100ページのブックレットを一挙紹介
作品のモチーフが散りばめられた、描き下ろしデジパック
収納BOXから中身を取り出し、それぞれのデジパックに注目したい。本編&特典映像が収録されたディスクが4枚ずつ収まっており、観音折りになったパックの外側4面にはキャラクターイラストをデザイン。
BOX Iは不二子と五ェ門、ルパンと次元、銭形警部と彼の部下の八咫烏、ホームズとリリーの組み合わせに。BOX IIでは、ルパン、次元、五ェ門、不二子の4人に限定され、マリーゴールドやすずらんなど第2クールのもう1つのテーマになっている「花」もバックに配置されている。
ディスクを取り出してみると、その裏にもイラストを発見。BOX Iはルパンの顔が描かれたものになっており、BOX IIにはゲストの女性キャラクターたちがそれぞれのモチーフになっている花と一緒にレイアウトされている。
各100ページの大ボリューム!ルパンファン必携のブックレット
特典が満載のBOXセットだが、その1つがそれぞれ100ページにもおよぶブックレット。各話のあらすじはもちろん、キャラクターから小道具などの詳細な設定資料の数々も記載されている。このほか、BOX Iには次元大介役を勇退した小林清志による特別寄稿「次元大介との50年」、彼から役を引き継いだ大塚明夫とシリーズ構成の大倉崇裕のスペシャルインタビューも掲載されている。
もちろん、BOX IIのブックレットも充実の内容に。2011年から不二子役を演じることになり、「鬼滅の刃 遊郭編」での堕姫役の熱演も記憶に新しい沢城みゆきや、シリーズ構成の村越繁へのスペシャルインタビューを読むことができる。不二子や「PART6」への想い、本作で登場する不二子の旧友、アメリアについて「同性の友だちがいる印象が全くなかったので(苦笑)、急に目の前に現れた旧友の存在に、私は焦りました」と振り返る沢城。一方の村越も、「シナリオを考える上で起点となったテーマはあるか?」という問いに対し、「『果たしてどんな女性を描けばいいのだろう?』というところから物語を考え始めました」と語っている。そのほかにも、キーパーソンとなるマティアやトモエが誕生した経緯、彼女ら女性キャラクターの劇中での行動についての解説など、ストーリーの補完にも役立つものになっている。
ところで、このブックレットの表紙にはルパン(BOX I)と不二子(BOX II)のイラストがデザインされているのだが、傾けて光の当たる角度を調整しないと見えない仕様になっている。掲載内容だけでもうれしいのに、こういった細かいこだわりには本当に頭が下がる思いだ。
発売中
価格:Blu-ray26,400円(税込)/DVD22,000円(税込)
発売・販売元:VAP
■『ルパン三世 PART6』 Blu-ray BOX I&DVD-BOX I
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