玉木宏&木村佳乃、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』は「フィナーレにふさわしい!」

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玉木宏&木村佳乃、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』は「フィナーレにふさわしい!」

シリーズ最新作にして完結編となる『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(7月29日公開)の「緊急シンポジウム」が6月13日に都内で開催され、日本語吹替キャストの玉木宏、木村佳乃、伊藤沙莉、満島真之介、シリーズのファン代表としてお笑い芸人のこがけん、さらに恐竜研究家の恐竜くんが登壇。主人公の声を務めた玉木も「フィナーレにふさわしい素晴らしいアクション」と、全世界待望の完結編に今作に自信をのぞかせた。

【写真を見る】日本語吹替えキャストを務めた玉木宏、木村佳乃、伊藤沙莉、満島真之介が揃って登壇!
【写真を見る】日本語吹替えキャストを務めた玉木宏、木村佳乃、伊藤沙莉、満島真之介が揃って登壇!

世界興行収入が累計5000億円以上を記録している「ジュラシック」シリーズ。29年の年月を経て遂に完結編となる本作では、引き続きスティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務め、「ジュラシック・パーク」シリーズでお馴染みのサム・ニール、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラムがカムバックすることでも話題を呼んでいる。

本作のキックオフイベントとなったこの日。冒頭では、本作の大きなテーマにもなっている「人類と恐竜の共存」について恐竜研究家の恐竜くんがプレゼンテーションを実施。ティラノサウルスは一口230kg丸飲みできるという情報や、共存はあらゆる意味で非常に難しいという話が語られると、本作で主人公オーウェンの声を務めた玉木も「難しいだろうなとは思うんですけど、もしいたらと考えるとワクワクはしますよね。(恐竜)会いたいです!」と笑顔で話し、ヒロインのクレア役を務めた木村も「調教したり、馬みたいになれる可能性はあるのでしょうか?」と興味津々で質問。「あると思います」と恐竜くんも回答。

さらに、本シリーズでよく登場する恐竜に追われるシーンについて、玉木の「息を潜めれば存在は気づかれないのか?」という疑問には「あまりおすすめはしないです(笑)。基本的に彼らは嗅覚視覚が発達していて、匂いを感じとってしまう。死んだふりもきかない。もし万が一ティラノサウルスに遭遇して逃げるとしたら、彼らは直線運動が強いけど小回りがきかないので、一か八か相手の足にもぐってしまうとか…。(身体がティラノサウルスより小さい)ラプトルクラスに出会ってしまったら、アドバイスはできないですけど(笑)」とアドバイスを送り、キャスト陣も真剣に聞き入っていた。


日本語吹替えキャストを務めた伊藤沙莉と満島真之介
日本語吹替えキャストを務めた伊藤沙莉と満島真之介

続いてシリーズのファン代表として登壇したこがけんは、本シリーズの魅力について「迫力ある映像だけじゃなく、全部人災じゃない?っていう人間への痛烈なメッセージがあるのが魅力」だと力説。改めて、玉木は本作のアフレコを振り返り「映像を見た時に迫力があってすごく見入ってしまった。特にバイクチェイスのシーンがとても好きだったので、楽しみながらやらせていただきました」と回顧。続いて木村は、「クレアはお母さん的な存在になっていて、一番変わったんじゃないかと思います。母性が出たクレアだったなと思います。またローラ・ダーン、サム・ニール、ジェフ・ゴールドブラムの3人が出演されていて、私自身ローラ・ダーンが大好きなので興奮しましたね」と笑顔で明かし、アフレコについては「アクションシーンも多かったんですけど動いてはいけなくて、でもアクションしているかのような声を出さなくてはいけないので、すごく大変でした。結構疲れるんですよ」と大変さを明かす場面も。

イベントに登壇したこがけんと恐竜くん
イベントに登壇したこがけんと恐竜くん

また前作に続いてフランクリン役を務めた満島は、「玉木さんと木村さんの声を聞いていると、映画を観ているみたいな気分になりますね!」と満面の笑顔を見せつつ、「前回から参加して、今回はフランクリンも成長し過ぎちゃって、CIAになってあまり出てこない。アフレコも15分位で終わっちゃって(笑)」と自虐し、会場を笑わせた。

また、今回新キャラクターのケイラ役を務めた伊藤は「すごく嬉しくて光栄。フィナーレにこうして参加させていただけて本当に嬉しかったです。ケイラという女性はとてもかっこいい方で、今作のキーパーソン。とてもかっこいい声で」とオリジナルの声についても言及。連続テレビ小説「ひよっこ」で伊藤と初めて共演した木村も、「沙莉さんがやると聞いてぴったりだなって」と明かし、アフレコについて伊藤は「皆さんが声を入れられた後にやらせていただいたので、皆さんのテンションや自然な声に導いていただけました。引っ張っていただいてありがとうございました」と感謝を述べた。

『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』緊急シンポジウムの様子
『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』緊急シンポジウムの様子

イベントの最後には、満島が「甥っ子が『ジュラシック・ワールド』にはまっていて、色んな世代が映画館に集まるという様子を僕も体感したい。映画館にいろんな世代の方たちが来るといいな」と話し、伊藤も「長い歴史のある作品の壮大なフィナーレに参加させていただけることができて幸福です。興奮がおさまらない状態のまま声を入れさせていただいて、緊張したけど楽しかったです。皆さんも、映画館の集中できる環境で楽しんでいただけたら」と呼びかけた。

木村は「約30年のシリーズのフィナーレを飾るふさわしい豪華な恐竜、豪華なキャストが出演しております」と笑顔で語り、玉木も「フィナーレにふさわしいすばらしいアクション。アトラクションに乗っているかのような感覚で楽しめる。この夏はぜひ映画館へ足を運んでいただいて楽しんでいただきたいです!」とメッセージを送った。

取材・文/タナカシノブ

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