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審査委員長・寺島しのぶも期待!「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022」が開催

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審査委員長・寺島しのぶも期待!「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022」が開催

6月15日、“若手映像クリエイターの登竜門”として知られる「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」の記者発表会が開催。国際コンペティション審査委員長を務める俳優の寺島しのぶら関係者が登壇した。

2004年から埼玉県川口市で開催され、今年で第19回を迎える同映画祭は、今年も7月16日(土)から7月24日(日)までの9日間の日程で開催。今回の発表会では、厳正なる審査の結果、決定したコンペティション部門のノミネート作品などが発表された。

国際コンペティション審査委員長は寺島しのぶ
国際コンペティション審査委員長は寺島しのぶ


国際コンペティションは広く世界中から、国内コンペティション(長編部門、短編部門)は国内作品を対象にエンタテインメント性と新たな表現の可能性を感じる作品を募集し、ノミネート作品は映画祭期間中に上映される。過去の国内コンペティションでは「孤狼の血」シリーズの白石和彌監督や『カメラを止めるな!』(17)の上田慎一郎監督、『浅田家!』(20)の中野量太監督らを輩出されている。

主催者である大野元裕埼玉県知事(実行委員会会長)は、「今年は99の国・地域から935の作品をいただくなど、コロナ前より応募が多く、期待の大きさを実感しました。厳選した作品(オンラインでは26作品)を上映するので是非楽しんでほしい」とアピール。国際コンペティション審査員長を務める寺島は「19回続いている映画祭。こういうところから才能が見つかって、花が開いていく過程のなか、審査員長というのはおこがましいんですけど、世界各国から集まった若手監督の作品が見られること、素敵な作品に出会うこと、とても楽しみにしております」と期待を寄せた。

国際コンペティションのジャパン・プレミアでは、ガラスに描いた油絵で紡ぐアニメーション『ザ・クロッシング』や、北欧版『ファーゴ』と言えるような趣きのクライムムービー『ワイルド・メン』、80年代のフランスを舞台にした青春ドラマ『マグネティック・ビート』など、バラエティに富んだものが上映される。同映画祭プログラミング・ディレクターの長谷川敏行氏は「今年はフランスで制作された作品が多い傾向があるのですが、恐らくこれは、コロナ禍で映画制作が困難だったなか、国の助成が豊かなフランスで秀作・力作が作られたからではないかなと思います。そのなかで、日本からは唯一『とおいらいめい』がエントリー。こちらは、非常に映画の至福に包まれるような2時間半の傑作となっています」と紹介した。

ちなみに、一昨年、昨年は新型コロナウイルスの影響により、オンライン配信のみでの開催となったが、今年はオンライン配信を継続しつつ、スクリーン上映も行うハイブリッド形式で開催。世界中の若手監督による意欲作を届けていく。

【写真を見る】国際コンペティションには、フランスから力作が到着!
【写真を見る】国際コンペティションには、フランスから力作が到着!

「素敵な作品に出会うことをとても楽しみにしている」と寺島。国内コンペティション審査委員長の芦澤明子撮影監督(左)とフォトセッション
「素敵な作品に出会うことをとても楽しみにしている」と寺島。国内コンペティション審査委員長の芦澤明子撮影監督(左)とフォトセッション

取材・文/平井あゆみ

■SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022
日程:7月16日(土)~7月24日(日)
会場:SKIPシティ 彩の国 ビジュアルプラザ 映像ホールほか
内容:国際コンペティション、国内コンペティション(長編部門、短編部門) ほか
作品公募期間:~3月1日(火)
URL:http://www.skipcity-dcf.jp/
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