ユアン・マクレガー&ヘイデン・クリステンセンがLAから登場!「オビ=ワン」は「期待をはるかに超えた出来」

イベント

ユアン・マクレガー&ヘイデン・クリステンセンがLAから登場!「オビ=ワン」は「期待をはるかに超えた出来」

ディズニープラスで独占配信中のオリジナルドラマシリーズ「オビ=ワン・ケノービ」のLA-東京中継イベントが都内のesports 銀座 studioで開催され、オビ=ワン・ケノービの日本版声優を務める森川智之と「スター・ウォーズ」シリーズファンのミキが登壇。さらにLAからの中継でオビ=ワン・ケノービ役のユアン・マクレガー、ダース・ベイダー役のヘイデン・クリステンセンが揃って登場し、会場を沸かせた。

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(05)で歴史的対決を繰り広げたダース・ベイダーとジェダイ・マスターであるオビ=ワン・ケノービのその後の物語を描く本シリーズ。5月27日から配信が開始されるや、ディズニープラスのオリジナルドラマとして史上最高のオープニング記録を樹立しており、毎週水曜日16時にディズニープラスにて最新話が配信されている。

オビ=ワン・ケノービの日本版声優を務める森川智之
オビ=ワン・ケノービの日本版声優を務める森川智之

最終話の配信を目前に行われた本イベント。生配信も同時に行われ、『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』(99)から本作までオビ=ワンの日本版声優を務めている森川は「素敵な時間を一緒に楽しんでいきましょう!」と挨拶。スター・ウォーズ漫才を行うほどのシリーズファンというミキも「ミキのダークサイドのほう、ミキの昴生です!」(昴生)、「みなさまのパダワンでございます。愛されていますー!」(亜生)とハイテンションで登場。さっそくLAの中継へとスタンバイをし始めると、「最高や!これはとんでもないことや!」と大興奮。

【写真を見る】オビ=ワン・ケノービ役のユアン・マクレガー、ダース・ベイダー役のヘイデン・クリステンセンがLAから中継で登場!
【写真を見る】オビ=ワン・ケノービ役のユアン・マクレガー、ダース・ベイダー役のヘイデン・クリステンセンがLAから中継で登場!

そしてステージ上の大画面にオンラインで登場したマクレガー、クリステンセン、デボラ・チョウ監督。まずはマクレガーが「こういう形で『オビ=ワン』について話をできてうれしいです。リモートで残念ですが、近々来日もしたいと思っています」と挨拶。クリステンセンも「この時間を共に経験できることがうれしいです。シリーズ楽しんでいただけているとうれしいですが」と笑顔を見せ、チョウ監督も「日本のみなさん、シリーズを応援してくださってありがとうございます。本当は来日したかったです」と来日できなかったことを惜しみながらも、イベント参加に喜びを噛みしめた。

昨日6月15日には第5話が配信に。その内容に世界が震撼しているとMCから伝えられると、チョウ監督は「まず今回のスタート地点となったのが、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』のラスト、あの瞬間はオビ=ワンにとってトラウマとなるような強烈な瞬間や体験があったわけで、でもその後、『スター・ウォーズ』で登場するアレック・ギネス版のオビ=ワンというのは、もっと落ち着いたキャラクターになっていますよね。その20年間になにかが絶対あったんだと、そういう風に考えながら作っていきました」と、本作製作の裏側を明かした。


ユアン・マクレガーらの登場に、森川智之とミキも興奮しっぱなし!
ユアン・マクレガーらの登場に、森川智之とミキも興奮しっぱなし!

そして遂に今回、マクレガーと初対面できたという森川は「とてもうれしいです!」と喜びを爆発させ、それに対しマクレガーも「僕自身も、お会いできて光栄です。長年声をあてていると聞いていてすごいなと。いつの日か実際にお会いしてお話できたらなと思います。いつかディナーに行きましょう!」とお誘いも。また森川から、再びオビ=ワン役に決定した時の気持ちを聞かれたマクレガーは「再びこの役を演じられるということで、とてもワクワクしました。『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』の時は恐らく26歳くらいでまだ若かったですし、自分にとっても大事件でした。それから何年も経って再び演じられるというのはすごくスリリングですし、デボラ(監督)というすばらしいクリエイティブパートナーにも恵まれ、また旧友であるヘイデンと再び共演することができて、本当にすばらしかったです。このシリーズ、僕はとても美しいと思っていますし、自分の期待を遥かに超えた出来になっていると自負しています」と、プロデュースも務めた本シリーズに大きな自信をのぞかせた。

配信を視聴するファンたちへ手を振るユアン・マクレガー
配信を視聴するファンたちへ手を振るユアン・マクレガー

また「ライトセーバーで二人で対決するシーンにもドキドキワクワクした」というミキから、「事前に練習はどのくらいしていたのか?この17年間でユアンとヘイデンの師弟関係は続いていたのか?」と質問が飛ぶと、マクレガーは「リハーサルはすごくたくさんしています。緻密に設定しているので、間違える余地がまったくない。でもエピソード2&3でも経験しているので、2人向かいあった時に、まったく時間が経っていないような感じでした」と当時を振り返り、クリステンセンも「膨大な練習は必要でしたけど、このシリーズで一番楽しいんのはライトセーバーのバトルを学ぶこと」だと明かし、マクレガーとの関係についても「続いていると思います。ユアンのことは共演してからずっと尊敬していますし、役者だけでなく人としてすばらしい」と讃え、それに対してマクレガーも「ありがとう。僕は師弟という関係ではなく、同等な兄弟のような関係だと思っているんだけどね」とお互い尊敬しあう素敵な関係性を垣間見せた。

ヘイデン・クリステンセンとデボラ・チョウ監督
ヘイデン・クリステンセンとデボラ・チョウ監督

さらにイベントでは、日本のスター・ウォーズファンからも質問が。「今回作るうえで新しい発見はあったか?」というチョウ監督への質問には、「スター・ウォーズの世界のなかで、もっともアイコニックな伝説的な2人のキャラクターを深堀りできるというところが、今回の醍醐味でもありました」と心境を明かした監督。続いてマクレガーには「久々にオビ=ワンを演じるうえでこだわった点は?」と質問が飛ぶと、「アレック・ギネスの演じたオビ=ワンを常に意識しています。自分は成長して、あのオビ=ワンにならなければならないと思って演じていました」と、役作りの裏側を明かす場面も。

「ジャパニーズ・ジャバ・ザ・ハット!」と昴生を指さし、ボケる亜生にユアンたちもニッコリ
「ジャパニーズ・ジャバ・ザ・ハット!」と昴生を指さし、ボケる亜生にユアンたちもニッコリ

また、役柄では敵対関係であるものの、普段とても仲の良いマクレガーとクリステンセン。ファンからの「普段とどのように切り替えている?」という質問に、クリステンセンは「切り替えは楽です。もともととても仲が良いので演じるのも楽しいですし、終わればすぐ元に戻ります。熱い友情がもともとあるので」と語り、マクレガーも「僕もです」と即答し固い絆を見せた。さらに、イベントなどでコスプレするのが大変だというファンから、マクレガーに「オビ=ワンの衣装の着心地は?」という質問が飛ぶと、「文句は言えないです。ヘイデンはダース・ベイダーを一日中つけていないといけないわけで(笑)。どちらかというとヘイデンに聞いた方が」とクリステンセンに振ると、「汗はすごくかきますよね(笑)」とお茶目に答える姿も。

扇子をプレゼントされ喜ぶユアン・マクレガー
扇子をプレゼントされ喜ぶユアン・マクレガー

さらに今回、オリジナルの扇子を現地のマクレガーたちへプレゼント。森川が「オビ=ワンが日本中で熱い!フォースと扇子の力で、これから暑さを乗り切ってもらえたら!」とコメントをおくると、クリステンセンも「とても美しいです」と笑顔を見せていた。最後には、マクレガーが「来週最終話がリリースされますので、お楽しみに!いままでの応援、本当にありがとうございます。皆さんに大きな愛を伝えたいと思います」と、ファンへ向けて手を振ってこたえた。

ヘイデン・クリステンセンとデボラ・チョウ監督にプレゼントされた扇子
ヘイデン・クリステンセンとデボラ・チョウ監督にプレゼントされた扇子

今回、マクレガーと初の対面を果たした森川は「胸がアツくて。夢心地ですね!感動しました」と興奮を隠せず、ミキもオンラインでの対面に「スター・ウォーズファンとしてこんなにうれしいことはないです!ドラマシリーズ、すごい作品です。最高の瞬間でしたね!スター・ウォーズ最高!」と終始興奮しながらイベントを締めくくった。

取材・文/富塚沙羅

関連作品