“オーダー66”の悲劇は続いていた?心通わせるオビ=ワン&アナキンの姿も…ネタバレありで「オビ=ワン・ケノービ」第5話をレビュー!

コラム

“オーダー66”の悲劇は続いていた?心通わせるオビ=ワン&アナキンの姿も…ネタバレありで「オビ=ワン・ケノービ」第5話をレビュー!

現実とシンクロした回想シーンの数々。もしかして、通じ合ってる?

 かつての師オビ=ワンを追うダース・ベイダー。彼の中にアナキンは本当にもういないのだろうか(「オビ=ワン・ケノービ」)
かつての師オビ=ワンを追うダース・ベイダー。彼の中にアナキンは本当にもういないのだろうか(「オビ=ワン・ケノービ」)[c]2022 Lucasfilm Ltd.

冒頭はダース・ベイダーの回想シーンと思われたが、2度目の修行シーンは、ベイダー卿がジャビームに攻めてくることを悟ったオビ=ワンの視点で挿入される。
「攻撃に偏りすぎるな」
「命は守るものだ 奪うな」
そうアナキンに呼びかけるオビ=ワンは、このあとジャビームに到着し、力任せに戦うベイダー卿を予測するかのよう。

いよいよ残すところあと1話…無事にレイアをオルデランへ送り届けることができるのか?(「オビ=ワン・ケノービ」)
いよいよ残すところあと1話…無事にレイアをオルデランへ送り届けることができるのか?(「オビ=ワン・ケノービ」)[c]2022 Lucasfilm Ltd.

そのあとも「逃がしませんよ」「お前は立派な戦士だが強い顕示欲が弱点だ」などと、回想シーンにしてはあまりに現実とリンクしたセリフ運びに、オビ=ワンとベイダー卿がフォースで対話しているのではないかと妄想させられてしまう。

オビ=ワンの存在がダース・ベイダーの中のアナキンをつなぎ止め、ベイダー卿が追い続けることで、オビ=ワンはジェダイで居続けられるのではとも思える。いびつな師弟関係に、あと1話でどう決着が着くのか?


ターラが抱えていた過去の苦悩も明かされる(「オビ=ワン・ケノービ」)
ターラが抱えていた過去の苦悩も明かされる(「オビ=ワン・ケノービ」)[c]2022 Lucasfilm Ltd.

「フォースと共にあらんことを (May the Force be with you)」とシリーズきっての名台詞を口に、オビ=ワンを、そしてジェダイを守るために死したターラ(インディラ・ヴァルマ)にも敬意を表したい。そして、5話の最後に映ったルーク・スカイウォーカーはどう物語に絡むのか。あっという間に次週が「オビ=ワン・ケノービ」最終話、瞬きなしに見守りたい。

「MOVIE WALKER PRESS」編集長による「オビ=ワン・ケノービ」5話レビュー
「MOVIE WALKER PRESS」編集長による「オビ=ワン・ケノービ」5話レビュー

文/下田 桃子

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