真逆の2人が感情むきだしでぶつかりあう『アキラとあきら』back numberの主題歌が彩る予告映像公開

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真逆の2人が感情むきだしでぶつかりあう『アキラとあきら』back numberの主題歌が彩る予告映像公開

「半沢直樹」、「下町ロケット」などの池井戸潤による同名小説を、竹内涼真も横浜流星の共演で実写化した『アキラとあきら』(8月26日公開)。本作の主題歌をスリーピースバンドのback numberが担当することが発表となり、あわせて予告映像が解禁となった。

【写真を見る】back numberによる書き下ろし楽曲「ベルベットの詩」が主題歌に
【写真を見る】back numberによる書き下ろし楽曲「ベルベットの詩」が主題歌に[c]2022「アキラとあきら」製作委員会

対照的な宿命を背負った2人の若者が、情熱と信念を武器に社会に立ち向かう感動巨編として注目を集めた原作小説。2017年に徳間書店から文庫が発売されると、全国書店、ネット販売にて小説部門売上1位を記録。2017年にWOWOWにて映像化された連続ドラマ版は、第34回ATP賞テレビグランプリを受賞し高い評価を得た。さらに、2020年8月には集英社から文庫が再販され、現在の累計発行部数75万部を突破。映画化と、主演を竹内、横浜が務めることが発表されるとSNS上では若手実力派2人の共演に期待の声や公開を待ち望む声が多く寄せられていた。

そして今回解禁になったのは、感情豊かで人間味あふれるアキラ(竹内)とあきら(横浜)の魅力が凝縮された90秒の予告映像。入社当初から銀行員として圧倒的な才能を見せる人情派な山崎瑛=アキラと冷静沈着な階堂彬=あきら。性格や育った環境、銀行員としての信念も真逆なアキラとあきらは、お互いをライバル視しながらも、切磋琢磨していく。そんななか、山崎は大病を患った娘を抱える町工場、井口ファクトリーの社長、井口雅信(宇野祥平)から、融資について助けを求められるも、上野支店支店長の不動公二(江口洋介)から「お前は牧師かなにか?」と詰め寄られ苦悩する。人を救うためもがきながら大粒の涙を流す姿からは、愚直でどこまでも情が深い人柄を感じさせまる。

一方で、山崎に対し、「人を温情で見ていたら必ず痛い目をみるぞ」と冷静に言い放つ階堂は、大勢の重役から期待の拍手を贈られ、着実にキャリアを積んでいるように見えるが、家族への複雑な葛藤を抱えながらも平静を保とうとしていた。山崎から「本当は家族を守りたいんだろ?」と核心を突かれ、冷静な階堂が感情をむきだしにする一面も、予告映像では描かれている。

そして、主題歌はback numberの「ベルベットの詩」に決定。ラブソングの名手として、世代、性別を問わず、広い層から支持を得ているback numberが、本作では熱い登場人物たちの生き様をイメージした珠玉の人生讃歌を書き下ろしている。ボーカルの清水依与吏は「書き込んで、歌い、直して、歌い、ぐしゃぐしゃに丸めて、また真っ白い紙に向き合う。この作業を何度も何度も繰り返す事が、『アキラとあきら』の中で、苦悩や葛藤に晒されながら生きる登場人物の1人として『ベルベットの詩』を招き入れて頂くためにとても重要だったように思います」とコメント。

さらに監督は「自分の弱さと向き合う不安に怯えながらも必死で何かに立ち向かおうとしていたあのころの初期衝動を思いださせてくれるような、荒々しくも優しいこの歌に激しく心揺さぶられました」と絶賛。馮プロデューサーは「この作品を一人でも多くの方に楽しんで頂くために、世代を問わず多くの方々の心を震わせ、感動を届けてきたback numberさんに主題歌を務めて頂きたいと思い、お願いしました」と、その表現力に絶大な信頼をおき、オファーに至った経緯をコメントを寄せている。

“アキラ”と“あきら”は、絶望的な状況を前に、破産寸前の企業の未来と4800人の人生を救うことができるのか?現代の鬱屈とした世の中に痛快な風を吹き込む本作に期待が高まる。

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