ヒュー・ジャックマン、トニー賞翌日に2度目のコロナ感染も「ショー・マスト・ゴー・オン」

6月12日にニューヨークのラジオ・シティ・ミュージックホールで開催された第75回トニー賞授賞式でパフォーマンスを行ったヒュー・ジャックマンが、翌日に2度目となる新型コロナウイルスに感染していたことが明らかになった。

現在ブロードウェイ・ミュージカル「The Music Man」で主演を務めているヒューは、トニー賞のミュージカル部門の主演男優賞にノミネートされており、授賞式でパフォーマンスを行っていた。その後ヒューはInstagramに1分12秒にわたる動画を投稿し、「腹立たしいことですが、またコロナに感染してしまいました」と報告した。ヒューは、同ミュージカルのプレビューが始まった直後の昨年12月29日に感染を報告。主役のマリアン役を務めるサットン・フォスターに続いての感染で、1週間の休演を余儀なくされていた。

しかし「ABC」などによれば、今回は14日から21日までの間、同ミュージカルに出演しているマックス・クレイトンを代役に立ててミュージカルを続行。ヒューはマックスを絶賛するとともに感謝の意を表し「舞台にいられないことは残念ですが、できるだけ早く戻ります」「ショー・マスト・ゴー・オン」と締めくくっている。

同作で主役デビューを飾ったマックスの評価は高く、ショーは成功に終わった。しかし一方で、ヒューを一目見ようと、限られた公演数のプレミアチケットを手に入れたファンのショックは計り知れないようだ。2004年にヒューがトニー賞ミュージカル主演男優賞を受賞した「ザ・ボーイ・フロム・オズ」では、女性ファンが殺到。インターミッション中にトイレに長蛇の列ができ、後半の上演が始まっても一部の観客が着席できないという異常事態に陥ったことがある。

文/JUNKO