愛犬を想う気持ちは世界共通…レディー・ガガやオーランド・ブルーム、『ハウ』にリンクするスターたちの愛犬家エピソード
主人公を演じる田中圭が、白くてフワフワな大型犬と共演する映画『ハウ』が8月19日(金)より公開される。「ワン!」と鳴けない心優しい保護犬と、彼を引き取ることになったちょっぴり気の弱い青年との絆を描いた感動作。特に犬好きの琴線に触れるに違いない本作の見どころを、劇中で描かれるようなドラマチックな経験をした、犬好きとして有名な海外スターとその愛犬たちとのエピソードと合わせて紹介していきたい。
気弱な青年と「ワン!」と鳴けない白い大型犬が紡ぐ心揺さぶる絆の物語
『ハウ』は『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(17)、『キセキ −あの日のソビト−』(18)などを手掛けてきた脚本家、斉藤ひろしによる同名小説の映画化で、斉藤自身が愛犬と過ごした日々から着想を得ている。監督を務めるのは、自身も愛猫の記事を書くなど動物愛にあふれた犬童一心。映画やドラマに引っ張りだこの人気俳優、田中を筆頭に、池田エライザ、野間口徹、渡辺真起子、モトーラ世理奈、長澤樹、石橋蓮司、宮本信子とバラエティに富んだキャストも集結し、ナレーションを女優の石田ゆり子、主題歌をGReeeeNが担当している。
横浜で市役所職員として働く、優しくてお人好しだけどちょっぴり気弱な赤西民夫(田中)は、結婚を間近に控え、憧れのマイホームも購入し前途洋々に見えた。だが、突然婚約者(深川麻衣)から別れを告げられ、人生のどん底に。落ち込む民夫だったが、見かねた上司(野間口)からある日、「保護犬と暮らしてみないか」と勧められる。民夫の前に現れたのは、「ワン!」と鳴けなくなってしまった真っ白な大型犬だった。かすれた声で「ハウ!」と鳴くことから、この犬を“ハウ”と呼ぶことにした民夫。一緒に散歩したり、お風呂に入れたり、新しい同居人との暮らしをスタートさせ、幸せな日々がいつまでも続くと思っていたが…。
劇中には、仕事から帰宅すると玄関で出迎える健気なハウを民夫が「ワシャワシャ」と撫で回したり、ボール遊びをしながら2人で原っぱを転げ回ったりと、民夫とハウの仲睦まじい姿がいっぱい!見ていて羨ましくなるようなドッグライフが描かれている。
ハリウッドにも、実際にハウと民夫のような信頼関係で愛犬と結ばれているスターたちがいる。例えば、映画の撮影現場やプロモーションに愛犬を同席させることで有名な「スパイダーマン」シリーズのトム・ホランドや、「セレブの飼っている犬種が“流行”になるのを避けるため」という考えから多種多様な犬を飼っていて、動物愛護活動にも熱心な歌姫アリアナ・グランデなどなど。